子供の頃
夕方
村から街への境の
小さな川まで
歩くのが好きだった
小学生の頃
土曜日の夕方
夕日を見ながら
歩いて
帰ってくると
おおきな鍋に
おでんが煮えていて
ちくわが好きだった
さあさ 早く お風呂に入って
母さんがいい匂いのタオルを
肩に ああ今から思えば
幸せな時間
テレビは鉄腕アトムだったか
ちろりん村とクルミの木 だったか
あの時の気持ちを
維持しようと思う
社会や地位や理論や
あいつはできる あいつは賢い
ねたみ そねみ 金持ち 貧乏
うらやむ 勝ち 負け 大きな家
頭を下げる 謝る 病気 心の病
全部 関係なく
あるいていきたい
猫がいびきをかいて 眠っている
夕日を浴びていると そう思う
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