2022年5月16日月曜日

蟻 退治

 庭に植えた野菜の花を蟻がちゅうちゅう吸って

被害が出るので

重曹と砂糖をパウダー状に擂って

蟻はそれを喜んで食べ

胃の中で重曹が膨らんで

排泄できず蟻は死ぬらしい  という説と

蟻酸は重曹と化学反応を起こし 蟻は滅亡する

というのがあり ただわからないように すりつぶす

あとで見に行くと

蟻たちは緊急警報が出たらしく いない

あれほど群がっていたのに さては

本部で 滅びた のか

今頃 慌てて 禁止令を出した か

うす曇りの 嫌な日でしたが


2022年5月11日水曜日

銀木犀の剪定 と ひよどり と

 蒸し暑い日だった

書き始めた原稿に手を入れて

胃が痛くなる

いろんなことを思い出しながら

50年ほど前の 駆け出しの頃

のことを書いている

書架の整理に1か月かかった

ようやく自分の机に向かって

文字が書けた

時間を気にせず

追憶に浸るのは楽しい

と思うようになってきた

午後は大きくなりすぎた木犀の剪定

葉を細かく切って腐葉土の箱に入れて

ひよどりがぴいぴい

私の後ろを歩いている




















2022年5月7日土曜日

連休が終わりました

 四月は残酷な月だ

詩人は言いました

T S エリオット だったか

4月は残酷な月だ。

死んだ土地からライラックを芽生えさせ、

記憶と欲望をないまぜに

春の雨で鈍い根を

刺激する


ああ 五月晴れだ

庭木を伐って 枝も細かく腐葉土の箱に入れる

おまけに左の中指の先を ちょっと切った

剪定ばさみで 枝を思い切り 

痛かった すぐ 水で洗い テープを貼って

はさみで指を切る 3ミリだった

まあまあ 鳥も来たから 機嫌治して

散髪に行った

5月の連休に散髪だ

静かな良い日だった

テレビは 高速道路の渋滞と地震を映していた

ロシアの戦争と行方不明の少女

知床の遊覧船の沈没と

車は30度になっていた

ついこの前は マイナス2度で

薬缶でお湯をかけていたのに

人生は駆け足だ

と思う

2022年5月1日日曜日

畑に

 いろんなものを植えた

きゅうりとししとう

あまなが と ごーや

ねぎ エンドウは大きくなった

チューリップは終わり

庭木が一斉に新芽を吹いている

鳥たちも朝から ぴいぴい 啼いている

畑に自慢の腐葉土を入れて

今日も見回り奉行は

畑に出勤する

さあ 今日はなにしようか

先に退職した人たちは

どうしていたのだろう

10年も前から同級生は家にいて

悠々自適というが

この孤独な現実と

どのように耐えてきたのだろう

すでに亡くなったのもいるよ

どうするよ

さあ原稿を書こう

書くしかないのだ

書くぞ