2014年12月31日水曜日

大みそか

紅白を観ている
知っている歌手が その
V6 運動会のAKB48 知らない


内山田洋とクール5「あ・・あああ長崎は今日も雨だった」
南極観測隊の「白かった」電報
春日八郎の「お富さん」 粋な黒塀 
三橋美智也の「達者でナ」馬を売る話
裕次郎の「夜霧よ今夜も有難う」怖い都会の夜更かし


あの頃は「は」
それは それで 良かったの 「は」
要するに それらは 「は」 みんな過去で
今まで過ごしてきたことは 夢 で


また起きれば 謹賀新年だ
同じ枕で 生きていくぞ 「は」 
来年もどうぞよろしく

2014年12月30日火曜日

寝てられない

わがやの12月30日は
玄関の飾り 掃き掃除は男の仕事
床の間の鏡餅 天神さんは女の仕事

午後は数の子 ナマコ お神酒 さかき みかん 羊羹
子供が嫁の実家に持っていく お菓子とお酒と果物

食糧 たとえば そば うどん おでん ラーメン すき焼き
シャンパンと焼酎と日本酒とビールとマッコリ

自前の 雪の中から掘り出すダイコン

ごろごろと雷が鳴っている
雷鳴という

大晦日は花を活ける
つつましく
そして静かに
なによりも 怒らない

2014年12月29日月曜日

雨の師走29日

12月29日になると
もう心は正月ですね

もち も
買ったし
問題は風邪気味だけ

新聞の死亡欄に
若いころから知っている人がいた

88歳 細い人だったが 案外 長生き された
この人たちが生きていたという証し
それもいつかは消えてしまうだろう

いずれは私も死亡欄に乗るだろう
誰の反応もなく
部屋の隅に
ひっそりと横たわっているのだろう
しょうがないか

2014年12月28日日曜日

マスク

お飾り、鏡餅、干し柿、裏白を買って
正月準備だ
ついでにマスクを買った
不思議なマスク
濡れた布を挟ませる仕組み
寝ているときも常にのどや鼻を潤す仕組み
ただし自分で着脱できない人はダメ
鼻やのどに傷がある人 子どももダメ
危ないのかな
装着してみると
まず添付の薬が 「のど」に作用した気がした
私の神経質な「センシビリテ」 のせいかな
咳が猛烈に出た 刺激的だという気がする
しばらくすると寛解 咳が止んだ
考えてみれば 肺の中に空気が入っていく
私の生命は このマスクでろ過した空気だ
私が生まれて初めて試みた冒険でもある
まてよ煙草を吸っていたことをおもえば
冒険とはいえない
そういう医学哲学的な午後である

風景

電信柱が林立して
地方都市に川が流れて
夕闇が迫って
寒くなって
貨物列車がゆっくり移動していく

ゆうぞら晴れて 秋風吹き
あの歌は 日本語の詞がいいな
ああ ちちはは 如何に おわす

にんげんは 亡くなると 無くなるのだな
連絡も何もない
褒めてくれない 叱ってもくれない

自分が その都度 父母になって 
褒めたり 叱ったり しないといけない
なにしろ不在なのだ 仕方がない
休日に逢いにいこうと思っても
住所がわからない

2014年12月26日金曜日

忘年会

今日は職場の忘年会
車で来る人は鍵を預かる
ほとんどがノンアルコール
椅子でゆっくり食べて
いろいろ話して
酒の勢いもなく
こういうのも悪くない

それにしても若い頃よく飲んだ
酒毒が脳を狂わせる
泣いたり口論したり相撲を取って
背広が泥だらけ相手は誰でもいい
ただの酔っ払い
街の中あてもなく歩き
先ほどの居酒屋に再び舞い戻り嫌われ
ジングルベルと大晦日と正月
何やら新年になるといいことがある
そんな気がして 師走が過ぎて
知らぬ間に歳をとった

2014年12月24日水曜日

サンタの日

キリストのミサがクリスマス
だと知りませんでした

モミの木の下で出会った男女はキスをしても良いらしい
若い人は虎視眈々と
いや止めよう聖なる夜に妄想は やめる

いろんな思い出がある
大量のサンタがそりに乗って来る
生まれた家には煙突が2本あった
かなり細い おまけに
煙突には三角の帽子が付いていた
とても無理だ
戦車をください
あらかじめ書いておいたのに
靴下に母が森永キャラメルを入れる瞬間を
目を開けてみてしまった
あの母親の表情 忘れられない

幼稚園でサンタをやれといわれて
時間休をとって赤い服に着替えて
車で駆けつけた
交叉点で写真を撮られた

園児にプレゼントを渡すと
恒例の質問タイムらしい
「サンタさんはどこから来たの」
図書館で調べておいた
「ラップランドだよ」みんな白けてしまった
そのうち足元に子供がたくさん寄ってきて
「サンタさんは何が好きなの」
「元気な子供たちだよ」
「サンタさんありがとう」
よく見ると私の子供だ
子供は親に気が付いていない

年賀状を書く

今年はやや早いが
年賀状を書く
喪中を取り除く

たくさんの人が亡くなっている
義理の母が100歳を超えていたり

それぞれいろんなことが書いてある
外国に行った人
フランス、ケニア

高校時代の友人が
一番親しい感じがする
両親のことを知っていて
友人は親身になって心配してくれるのだろう
年賀状は年々減っていくのが良いのだろう
そう親しくない相手に
儀礼的に無理な負担をさせてはいかん
出さないほうが親切ではないか
子どもから
賀状をもらっても何か変な感じがするし
いらないというと棘が立つみたいで

70になったので欠礼します
という賀状をもらったことがあった
すごいなあと思った
そのまねをするつもり

2014年12月23日火曜日

雪の降る町を

この頃
やっぱり雪の降りかたが変だ
雪はさあっと降って
晴れ間になって

また暗くなって
断続的に
つまり断続的に
降り続けるものである

暑い夏の異常な暑さ
風の異常に強い日と同じこと
80年生きているがこんなの初めて
田舎の老人が漏らすセリフ

こんな高潮は初めて

2014年12月21日日曜日

頭来た

ひっさびさに
そばを食べに行く
店に着いてから思い出した
ココは遅いのだ
おまけに かなり混んでいた
先客は あまり食べていないようだった
しかたがない目を閉じて楽しいことを想像した
お代りをすることは幸せなことだとか

若いころ同僚と2人で上司に そば屋へ連れてってもらった
最初は二人とも遠慮していたが そのうち お代りをした
上司は笑って「お前らよく喰うなあ」
3枚も4枚も食って 上司はもりそば1枚
我々は二人で8枚 6千円くらいになり
上司は機嫌が悪くなった

このあたりまで追憶はよかった
そばが来ない離れた席のおばあさんが
まだなの 怒っている それを聴いたとたんいらいらしてきた
とうとう来た しかしそれはほかの客のもの

とうとう来た 噛まずに6分ほどで平らげた
すると店員が来て もう下げてよいかと聞く
どうぞといった 私は一番最後に来て 一番早く帰るのだ
そばは血圧を下げるという
ちょっと違うのではないか

2014年12月20日土曜日

おだやかな

今日は おだやかな 一日だった
キューバの国交断絶を
アメリカ大統領は
太陽政策で
元に戻すというから
キューバの人たちは喜んでいるらしい
1950年代のキャデラックを
今も部品交換しながら動かしている

気候が良いこと 種さえあれば
何でも育つ
ということが この国が持続した原因だと
ラジオで評論家が話題にしていた

ケネデイ、カストロ、ソ連、バチスタ政権
オートバイで走る医師のゲバラ
革命 貧困

2014年12月17日水曜日

ゆっくり

あれれ
車がえらく ゆっくり 進む

1台の小さな車が雪の山に突っ込んで
運転手がいない

しばらく行くと
田んぼの真ん中の交叉点に
車が止まっていて

あたりが真っ白で
運転するのが嫌になったのか
朝は厳しい冬だった

30年ほど前も雪がひどく降って
ものすごい吹雪
電信柱の上の部分がちょっとだけ見えて
ナポレオンがモスクワを攻めて負ける
「戦争と平和」だったか
ヒトラーの「レニングラード攻防戦」だったか
ああいう感じで
興奮した記憶がある

なんといっても56豪雪だが
まだ若かったから
良かったが
今ならすぐ入院だ

お客

今日は午後になると
いろんな人たちが
訪ねてきた
きっと陳情所はこんな感じなのだろう

高校の同級生が会社を定年になる
またゆっくり飲もう

別の会社の人が年末のあいさつに

マスコミの人が忘年会の話に

今度辞める人があいさつに

入れ代わり立ち代わり

社会から退くというのは
こういう時間が消えるということか

2014年12月15日月曜日

さすが日本人

糸魚川あたりで停電だか故障だか
電車が止まって金沢まで来て
米原から東京方面に行く
人たちで まあ大混雑
おまけに米原駅の改札機械が
新潟新幹線の切符を通さない
これまた大変まじめ

多くの乗客が殺到する
再度並び直して乗り換え口に向かう
そこで駅員が上手いことを言う

どなたも急いでおられるのはわかっているが
マナーを守っていただけることを
信じている

これで単純な私は直立不動になって
あたりの群衆も静かになって騒がない
たいしたものだ

片隅の外国人グループだけが
すごい勢いで叫びながら駆けおりていく
マナー悪いなあ 誰もがそう思った

しかし帰国する飛行機に乗るためには
私だって走るだろう
そういうことに後で気が付く年の暮れ

2014年12月14日日曜日

切符 選挙 おもちゃ売り場

切符を買いに行くと
本日分の窓口が3人
明日以降は1人 予約窓口は1人
駆け込み対応に3人は必要だろう
その3人は仕事が早い
みるみる客は去っていく

明日以降の私の前に
さっきから ジーパンのインテリじじい いやな感じ
愛媛から広島 窓際で どうのこうの そうだねえ
ニコニコして おい じじい 行くところを決めて
切符を買え いらいら
終わらず すると 隣りの当日担当駅員
こちらへどうぞ それで喜んで
あわてて 乗り換える駅やら日を間違えて

保育所へ投票に行く
長靴を玄関で脱ぐと片足の靴下が脱げた
あわてて履き直したが もう一方も
うまく脱げず靴下が脱げて 靴下をはき直し
誰を書いていいのかわからなくなって
裁判官なんて知らない人ばかり

おもちゃ売り場に行く
会計のアルバイトがやたら丁寧でだらだら
ものすごく混んで 腹が立つ
2600円でございます だから3000円 
3000円でよろしいですか
いいよ
かしこまりました
それでは3000円からいただきます
いいよ早くして
もう払わんぞ おい早くしろ

2014年12月13日土曜日

駐車場

不思議な駐車場の話

まず3台ほど待っていたが
次々と車が出て2台がすぐに入って
次に1台が出てきてすぐに私の番が来て
入場券が出て
勇んで入って行った

どこも空いてないぞ
出る車とすれ違うから
そのあたりへ行っても空いていない
そのうち後ろから来た新入車がうまく入ったようだ
仕方がない ぐるりと回る
また うしろに新入りがいる
しかしどこにもスペースはない
こうやって1時間もいたら金だけとられて
ばかばかしい
片隅に6台分ほどの雪の山があった
きっとこれを計算に入れてないのだ
無料の間に あわてて駐車場を出た
ゲートの反対側から
また喜んで新入車が入ってくる
そして もうダメとわかると
またすぐに出てくる
なんにも知らない車がまた入ってくる
何とも奇奇怪怪の土曜日
あられの舞う不思議な駐車場でした

おおい元気か

電話がかかってきた

久しぶり あいつ病気で死んだぞ
それから あいつは長浜にいる
サックスの名人だったあいつは横浜
俺はオートバイを売った
悲しかったぞ
それから名古屋にいた あのおとなしい男
連絡があった
君の声を聴けて良かった
ほんとに久しぶりだ

どうしたの と聞いた

選挙だけど どうぞ よろしくね

2014年12月11日木曜日

灯油を買いに

18リットルのタンクを3本積んで
遠くのスタンドへ行く

途中で1リットル98円と書いてあるスタンド
10リットルで1000円
20リットルで2000円

ところがガソリンも入れないと
ガソリンは3000円分入れようか

すると5000円が消えてしまう
そういうことを考えながら
スタンドについて

まず灯油のタンクを取り出して
20リットル入れるには
7リットルづつ3個に入れる
馬鹿なことばかり考えていたら
すぐに8リットルになって
次も8リットルになって
最後のタンクには4リットルだった

順番待ちの客たちは
この人どうして細かく分けるのだろうか
きっと家には力のない 老いた母がいるのだ
それにしても孝行な息子
息子が留守の時に  ストーブに入れやすいように
今時珍しい 本当にいい男
周りの人は
こういうひとと添い遂げたいものだ
きっと思っているはずだ
そう思いながら そそくさと
雨のガソリンスタンドを 去っていく

2014年12月10日水曜日

注射は

インフルエンザのワクチン注射で
医院は混雑している

泣きながら子供たちは出てくる
注射は嫌いだと

その気持ち よくわかる
あれは何とかならないか

ちくっとしますよ
医師は笑って言うが

痛い
ほんとに痛い こともある

ロケットが火星へ行く時代だ
あの注射を何とかしてくれないか

採血もいやだ 痛い
誰か発見をしてくれ

2014年12月9日火曜日

妄想 観光バス

大きな観光バスに乗った
動き始めてしばらくは
なんというか
大きいことはいいことだと思った

高速道路に入ると
ちょっとふかして
次々と派手なトラック達を抜き去って
元の車線に戻る

その謙虚さ
パワーがいっぱいありながら
その 俺のことなんか いいっす
という あの 力持ちで 
純情な初老の
若いときにはすごく悪くて
そのくせ
きれいな人が来ると
うつむいて
孟宗竹

2014年12月7日日曜日

いいことも

外で除雪をしていると
ふと近所のおじさんが寄ってきて
やあ久しぶり
日本赤十字で手術して
9月に退院した
みると確かに顔色は悪い

どこを治したんですか
胆のう、肝臓だ
がん だ

手術ができてよかったですね
そういうとおじさんは
ぱっと明るい表情になって
そうだ 体力がないと

それにしてもだ
輸血をしなかったのは 変だろ

それで私は
最近は止血の技術が素晴らしく

するとおじさんは
顔色がみるみる良くなって
そうだそうだ
そうなのか

おいおいお前もあんまり飲むなよ
今日は散歩に来てよかった
明日も歩くよ

去っていった
元気になってほしい
のだ

2014年12月6日土曜日

重い

重い雪だ
夜中に雷が鳴って
閃光の直後にズドドン
雷が落ちて

しばらくすると
消防車が10台走った

朝は大変
玄関の柘植の段つくりは倒れて

自慢の八つ手は
ぼっきり

さざんか、木犀もうつむいて

それで朝7時から職場に出かけて
スコップで
雪を久しぶりに掻いて

車のワイパーも変な角度で
朝は混雑して
パラパラと雹のようなものも降って

2014年12月5日金曜日

忘れずに冬が来た

窓を開けると
真っ白
雪がびっしり降り積もって
今年も急に雪が降って
徳島か愛媛で
トラックが100台
立ち往生

立ち往生とは
弁慶のことだ
トラックが横になって
道をふさいでいる

暖かい国の車だから
チェーンやスノータイヤ
持ってないか
峠の作業は難しいだろう
12月になると急に この気候
学校の先生も
走る季節



若くない人

今度後任と一緒に来ます
会社は
55で定年で

60までは嘱託
月給3分の2のボーナスあり

65までは非常勤の嘱託で
まあ20万円ボーナスなしです

もしも
どこかのアルバイト先で
パソコンに向かって
あれれわからない
といっても

若い女の子に
聞くわけにもいかないから
パソコンの学校へ行きます

2014年12月3日水曜日

都会から来る人は

天候が荒れて
列車が不通になったと聞いたので
朝、空路で参りました

空路で
あんなに荒れている風の強い空を
飛行機は平気なのですか

ええ飛行機は雲の上を飛びます

いやそうではなくて
台風だと全便欠航とか聞きますよね

ええそうですね
しかし荒れた天気は去ってしまって
もう日本列島は穏やかですから
飛行機は飛ぶのでしょう

そういえば夕べ苦労した冬のタイヤ
今日どうしても必要ではない感じで
寒いけれど雪のない日になっている
という日でございました

2014年12月2日火曜日

あられ みるみる雪道

パラパラパラと降っていたあられだったが
ごおーーと降って驚いた

黒い舗道がみるみる白くなって
車は速度を落とし
ブレーキは効かず

信号機の交差点はお互い5台しか進まない
青の時間が短い
その分スピードが出ない
きっと操作しているのだろう

大雨警報とラジオは言う
家に帰ってタイヤを入れ替え
不思議なことがいっぱい起きた
まずボルトを外して雪の中に入ったら困る
そう思ったらそうなった
ホイールキャップ外しを見失ったら困る
そう思ったらそうなった
ボルトが転がっていくと大変だ
そうなった
雨が降ってくると寒いぞ
八甲田山の映画を思い出していると
英国軍の特殊部隊出身の男の
サバイバル地球の歩き方という番組
衣服を濡らさないために
裸になって氷の川に飛び込む
そうだ頭からビニール袋をかぶろう

そしたら手が出にくい
すると雨も小やみになり
結局車2台、2時間かけて
冬タイヤ8本を装着

つかれたあ

2014年12月1日月曜日

菅原文太

菅原文太も亡くなって
外は荒れて
雨がざあざあ降っている

ちょっと細いばねのある男優
角刈りで
わしゃあ
広島じゃけんのお

バーバリー・コートの中に銃を隠して
結核で もう永くない
咳をして 酒を飲んで

悪い奴をバリバリバリと倒して出ていく

観客は「しびれるー」と言って
池袋は雨で
昭和45年ころだ


2014年11月30日日曜日

忘年会

土曜日から日曜日は
町内有志の忘年会
今年は幹事で疲れました

暗くなった海岸の町で
カニ三昧
一人が遅れるという連絡
今年はお葬式が多かった

焼きガニ カニ鍋 カニ刺身 ズワイ が
でん と置かれて カニだらけ
若いころ 翌日 家に持って帰ろうと
甲羅に名前を書いて 誰かに踏まれて
今はビニール袋で 冷蔵庫に預ける
大きく名前を書く
酒 ビール 焼酎 
がば がば 飲むが会費が足りるか 気が気でない
ウーロン茶は嫌だノンアルコールビールをくれという
翌日がばがばと飯を食っている
疲れた
元会員が二人亡くなって
来年もまた逢いましょう
とあいさつしたが誰も聞いていない
選挙のことばかり
景気のことばかり

2014年11月28日金曜日

バスの気持ち

横断歩道に立っていたら
中型の路線バスが来た
誰も乗っていなかった

それでバスの運転手さんの気持ちになって
少し考えることにした

乗客がいないと楽だろうか
それとも張り合いがなく
さみしいだろうか

バスの気持ちになってみた
やっぱりお客が多い方がいい
お金も儲かるし
子どもたち 老人たち
日常の足として 頼られ
機械といえども 張り切る

ちょっとこちらを見た運転手さんは
まもなく発車した
その時私は思った
私が飛び出してこないか
運転手さんはそう思っているだけだ

収支決算や経営者の気持ちなど考えていない
だから 今度は経営者の気持ちになって
掘り下げてみようと
しみじみ思ったのだ

2014年11月27日木曜日

来客

今日のお客は
すこし眼の色がすこしだが
透明な感じが微妙にした
なんというか
不思議な感じで
失礼ですが お生まれは
聞いてみた


東京生まれですが
高校はハワイで1年
大学はサンフランシスコで4年
外資系に勤務して


実は祖父がアメリカ人
祖母は日本人
父はハーフで背が高く
母は日本人


自分はクオーターであり
日本人なのですが
やはりわかりますか
聞かれて
正直に
「はい」と答えた





2014年11月25日火曜日

那谷寺の紅葉

休日に
モミジがきれいな
那谷寺に行く
黄色のきれいな
小さな葉のモミジ

これを家に植えてみたら
きれいだろうな
トウヒカエデとかいうらしいが

わが庭にノムラというモミジがある
イラ虫で毎年大変だった
黄色のモミジで検索しても
種類や名前がよくわからない
イロハモミジ ヤマモミジ
モミジは栄養やら日照で変化するらしい
大嫌いなイラ虫
スミチオンを振りまいて
自分の首根っこが腫れてしまう
ようやく今年は10匹に減った

2014年11月23日日曜日

震度6弱

長野の白馬で地震があった
怖い

さいわいにも こちらは震度2
親戚の法事で疲れた
ノンアルコール・ビールの飲みすぎ

それは土曜日のこと
今日は日曜日

糠と土を混ぜて
ケヤキの葉っぱを踏んで
腐葉土つくりに邁進した

アルパチーノのゴッド・ファーザー
ときどき頭の中をめぐる

選挙カーが走っている

2014年11月21日金曜日

今日も落ち葉を

ケヤキの きれいな落ち葉を
集めていたら 人がやってきて


それほどまでに 土作りを一生懸命に
なさる ということは
よほど素晴らしい野菜を植えるのでしょう
いったい何を栽培
聞かれて まあゴーヤとか鷹の爪
大根です
するとみんな不思議そうに
微笑んで 去っていく
変なオヤジ 
そう思っているのだ
家に帰って 1個1万円 という
聞いたこともない
空想の野菜を考えて
今度会ったらその名前を言おう
思いながら しかし 名を覚え続けるのも
面倒なことだ と感じた
その夜 衆議院は解散した

2014年11月20日木曜日

ゴッド・ファーザー


テレビ用のゴッド・ファーザー
きれいな画面
ドン・コルレオーネ
マーロン・ブランド
アルパチーノ
シシリア


ニューヨーク
マフィアの仁義


高倉健の
唐獅子牡丹


わしゃあ広島じゃけ
菅原文太
今夜はシシリアの
ぼじょれじゃけ

おフランスじゃたのう







2014年11月19日水曜日

解散だ

昭和30年ごろ
農村は保守のがちがち
都会のインテリは革新だ
日教組、自治労、全逓、国労、動労
この人たちは社会党で
中小企業や田舎の工場では
民主社会党だと

大学の先生は共産党で
農民こそ労働者だから
共産党を支持するべきではないか
反対に大企業の労働者は恵まれているから
現状維持で自民党を押す
そういうことにならないのは
田舎の選挙が地縁・血縁・世襲であり
インテリがいないからであると
盛んに説教していた人がいた

2014年11月18日火曜日

高倉健

40数年前 池袋の映画館
オールナイトで東映のやくざ映画を見ていた

池部良と高倉健

「この喧嘩のけりは俺につけさせてやっておくんなさい」
雪の降る道を番傘をさして殴り込み

親に貰った大事な肌を 墨で汚して白刃の下で 
積もり重ねた不幸のかずを 何と詫びようかお袋に 
背中で泣いてる唐獅子牡丹

観客はみんな泣いている
帰りは みんな肩を怒らせて前から来る人に
どんとあたって おう気をつけろ  
みんな高倉健さんになっていい気分

ただ私の場合は うしろに座った客がほんとに悪い奴で
両足あげて映画を観ている
時々私の側頭部を革靴でこんこんと横に叩き
スクリーンが良く観えねえ 
いわんばかりに いじめる
腹が立って 40数年も憶えている
健さんのご冥福を祈ります

2014年11月17日月曜日

ころ

ピラミッドの石は
「ころ」を使って
移動させたらしい
絵本で見たことがある

腰が痛いのに
書架を移動させることになって
そうだ 「ころ」 だ

そこでステンレスのパイプ
60センチの長さ
5~6本
これを下に敷いてみた
なかなか難しいが
何とか設置
ちょっと手を触れると
5連の書架が簡単に動く

たいしたものだ
なかなか抜き取りにくい
こともわかった
人間は偉いものだ

2014年11月16日日曜日

最大の

庭仕事
朝9時から夕方5時半まで
立ちっぱなし
休憩なし
最後は歩けず
へたり込む

まず庭木と生垣の根の周りに
深さ15㎝直径2cmの穴を掘る
15カ所金づちで鉄の棒とんとん
そこに肥料を注ぎ込んでいく

次にバケツに腐葉土を入れて
根の周りに積んでいく
これで午前中は終わり
午後は畑に腐葉土を入れる

さらに今年の春に作った90センチ立方の
堆肥箱を開き
そおおっと板を隣りに移し
中の草など切り替えして入れる
それで外は真っ暗

2014年11月15日土曜日

日本史の

また冬の季節だが
40年前の京都は寒かった

テレビで北政所を取り上げていた
高台寺

寧々だ
秀吉の妻ねね
しっかりしていた

信長に言われた
「猿、この娘を嫁にせよ」

信長はすごい人だ
人質の秀忠もねねを慕っていたし
加賀の前田の妻 まつ
加藤清正ら
仲が良かった
豊臣恩顧の人というのは
寧々の人脈の気がしてきた
家康のやり方なども
よくわかって いた はずだ

豊臣が滅んでからも
徳川とうまく付き合った
たいしたものだ
秀吉は寧々に助けられていたのだ
賢い女房だった
と考えている
私の冬の陣であります

2014年11月13日木曜日

すごい降りかた

朝の4時過ぎだった
ピカと光って目が覚めた
雨が降ってきた
轟々と音を立て
しばらく私の頭上を
立ち去らない
私は雨雲レーダを見た
雨雲は我が家の頭上にあり
真っ赤な色で映っていた

しかし雨雲は移動しているはずで
今見ているのは5分前の映像だった

つまりその後ろに来ている赤い範囲
これが現在の大雨だ
何しろ ものすごい量の雨が降る
バケツをひっくり返したような
どこかおかしい地球号

2014年11月11日火曜日

朝から夕方まで

朝早く
落ちているケヤキの葉を
箕で すくって
かき集めていると
背後から 「これを差し上げます」
どこかの人が柿を二つくれた

夕方、落葉の袋を積んで
愛車を走らせていると
救急車のサイレンが聞こえてきた
スピードを落とし邪魔にならぬよう待っていると
救急車が横に来て 停止したような気がした
サイレンが鋭く響いた

私を追い越すと同時に
救急車はスピードを上げて走り
私は少し離れて ついて行った
それにしても 走りやすい
皆な どいてくれている 楽だった

救急車が交差点で曲がるらしい
念のため信号機を見ると赤だった
あぶない あぶない
私は停止する

しかし一緒に回れば怖くないなと思った
赤信号 救急車と渡れば怖くない
このように今日も無事帰ってきた

2014年11月10日月曜日

いちょう

今日 イチョウの木の下を 歩いていると
はらはらはらはら黄色の葉が
風の音に沿って 降り注いできた
風がひゅーと吹くと
音の具合で舞い散る数が変化する


中学の頃だった
与謝野晶子
ああおとうとよ・・・ではなく


金色のちひさき鳥のかたちして
いてふちるなり夕日の岡に


子供のころは
どういう意味かさっぱりだった
しかし今日 はっきりと解った
私が地球上で生きている証拠だと
この歌はそういう意味だと
感じ取ったのだ

2014年11月9日日曜日

ブログのブロガー

朝からブログの調子が悪くて
設定のスパナを いじったり
記憶をクリアしてみたり
あちこち いろんなことを した
さて どうなるか 汚染されて しまったか
心は悪いほう 悪いほう へ 走ります




困った時は友人に聞け
まず 外部からどう見えているだろうか
息子に電話した
「何の支障もないよ あれれ」
その後 「日本中ダメみたい 世界中かな」
「まあ しばらくしていれば 復旧するのでは」




テレビをつけると女子マラソン
見たことある風景だった
表へ飛び出すと白バイ
ランナーがものすごい勢いで走ってきた
テレビと同じユニホームで

2014年11月7日金曜日

古いアンプ

わたしの部屋にアンプがある
エレキ・ギターに接続して
てけてけてけてけ・じゃーん
寺内タケシのような青春
音が出る機械


息子が下宿を引き払って帰宅した時
トラックの荷台からわが家に到着した
あれから10数年
講演会でマイクが必要になり
あちこち手配したが誰かの予約でダメ
さて 困ってしまった
そうだ 2階の自室に ほこりだらけの黒い箱
押し入れに眠っていた
さっそく電源を入れると
懐かしい赤色ランプ
マイクを差し込むと音が出る


何でも持っていると
なんとかなるものだなあ 

2014年11月5日水曜日

旧友

旧い友人が突然訪ねてきた




まもなく60歳だというので驚いた


ナチス勃興の原因
南満州鉄道のこと
ノモンハン事件の結末
若い頃から次々にわいてくる
疑問を調べてきた男だ
知識欲のかたまりだ


父親は落下傘部隊だった


子供は3人、みんな大学を出た
米寿の母を介護している
日本を代表する父親である


帰る背中を見送りながら
しみじみそう思った
「知る」ことは「良い」ことだ



2014年11月4日火曜日

さんご

サンゴといっても
産後ではない

珊瑚のことだ

もしもこの舟で 君の幸せ見つけたら
すぐに帰るから 僕のお嫁においで
月もなく淋しいくらい夜も
僕にうたう 君の微笑み
舟が見えたなら ぬれた身体で駆けてこい
珊瑚でこさえた 赤い指輪あげよう

若大将がうたっていた
私が高校生の頃だ
ええなあ、ええなあ
長い溜息をついた

その珊瑚が乱獲されているというではないか
加山雄三が勲章をもらったというではないか
サザンの桑田ももらったそうな

私は どうしたらよいのだろうか
燃える口づけ
あついお茶づけ

私は私だ

2014年11月2日日曜日

突然の大嵐

午後2時ころ
郊外の量販店で肥料をみたり
健康器具を触ったり
タコ焼きの道具が欲しかったり
買物をしたあと
出口に向かうと
大嵐がやってきて
看板は飛ぶ
轟々と雨は降り
皆動きが止まって

こうなると
ひたすら収まるのを待つだけ
20分ぐらい
どこかの夫婦が喧嘩を始め
はやく車をとってこい
おまえこそ

少し雨も小やみになり
風も穏やかになって
夜7時のNHK全国ニュース
トップに出た
私は映っていなかった
私はずぶ濡れだったのに
雨しか映っていなかった

2014年11月1日土曜日

他人の家は

お知らせを1枚
朝10時に配る

近所の家を順に回って気が付いた

郵便ポストが道路に面した塀にある家
郵便ポストが建物にくっついている家

ポストが独立して
アメリカの新聞受みたいに
ぽつんと立っている家

いろいろある
門扉を開けて玄関まで行った家
激しく吠える犬がいて退散

家人がすぐに出てきて
どうしましたと

郵便受を探していまして
ああそうですか

何とも刺激的な休日の朝で

2014年10月31日金曜日

久しぶり

20年前の上司が
蕎麦でも食おうと
ふらりと姿を見せた

私は京都の骨董市の話をした
布袋さん、掛け軸、あまり好きなものはなかった と

上司は快速列車で宇部へ行ったらしい
宇部は下関から行く 

大根降ろしをかけた越前そばを食って外へ出る
カエデの木が紅葉していた

20年前には小さな苗木だった
こんなに立派になるのだね

誰が見ているのだろう
真面目に咲くのだね

そりゃあ損得ではないですよ
植物はね

誰かさん みたいに威張ったりしない
弱いくせに吠えたりしない

私は黙って聞いていた
誰かさんは私のことではないか

しかしこの上司は皮肉を言う人ではないから
誰かさんは私ではないと

想うことにした









2014年10月30日木曜日

ケヤキの下で

大きなケヤキの下で
落ち葉を踏みながら
ひとつのことを考えた

どうすれば
世界中の人々が
楽しく幸せに暮らせるか

思想、方法、家庭、健康
人間関係、自己実現、職業

悲惨な子供たちが多い
大人が子供を働かせている国
そういう子供たち
どうしたら救えるか

冷たい風が急に音を立てた
私は、あわててポケットに手を入れて
歯を食いしばった
私には救う力がない
私には絶望しかない
私はただうつむいて沈黙しかない
私は何のために存在しているか
困ったことに
答えはどこにもない

2014年10月29日水曜日

ケイマン

私の車を轟音と共に抜き去って
ずっとムコウの赤の信号で止まっている
スポーツカー
ブオブオ
何やらすごく馬力が強そう
排気音が朝の通勤に不似合い
周りは軽自動車だもんで

よし負けるものか
こちらもうまく運転して
ようやく追いついた
うしろのカバーに文字が書いてある

カイマンと読める
カイマンとはワニのことだろうか
後で調べると
ポルシェである
ポルシェには逆立ちしても勝てない
私は紳士だから愛車もエレガント
ポルシェは鉄の馬だ
明日もし遭遇したら
笑顔で道を譲る
はずですけど

2014年10月28日火曜日

冷え込む

ついこの前
あんまり暑くてエアコン入れて
冷えるとスイッチ切って
すぐに暑くなり
目を覚まして
いたのに
もう11月だ
寒い秋が来る

昼休みに
椿の枝を落とした
すると名札が出てきて
「やぶつばき」
と書いてある

そうかこれが藪椿か
そういえば藪みたいに
ぼうぼうと茂っていたな
つたも生えて
白い蛾もいた
きっと毛虫がいたのだろうな

2014年10月27日月曜日

落ち葉

強い風に南京ハゼやカエデが吹かれている
落ち葉であたりは赤くなって
朝 職場に早く着いたので
塵取りに熊手
落ち葉をかき集め
あちこちに小さな山を作った
こういう気持も いいものだ

お昼まで せっせと働いて
弁当を食って外へ出ると
積んでおいた落ち葉は跡形なく
どこかに飛んで
「飛散」という文字が浮かんだ

上を見るとこれからが本番と言いたげに
まだまだたくさんの葉が
地上を狙っている

昔 暗い喫茶店で
見知らぬ人と相席となって
苦い顔で 週刊誌を読んだ
あれは最低の昼休みだったと
今思う


2014年10月26日日曜日

大骨董市へ行く

京都伏見の大骨董市に行く
あるわ・・あるわ・・
世の中こんなものがあるのか・・びっくり
会場入口に並んでいると
ガラス越しに
布袋さんと二宮金次郎がいる
富士山の絵に火鉢
半鐘、日本刀、火縄銃
掛け軸、着物、仏具、陶器、古時計、腕時計、銀細工、皿、壺
入場して札を見ると金次郎は7万円だ
自宅の入口に飾っておけば
「あああの金次郎の家ですよ」有名になるかも知れぬ
以下、会話の断片
主人「私らは木の成熟を見ます」
客「きれいですね」
主人「これは李朝の」
「あれは」「ツゲです」こちらは「伊賀ですが」「唐九郎の」
「ヤーヤー」振り返ると、ドイツ人の集団
「このブッダは身体が金で頭部が青い」
「そうやろか」「ほんまや」
にーめんはお「これいくら」「8000円です」
とれびあん「セ・コンビアン」「2万円」
水晶の玉ないですか「ない」
掛け軸どれでも2千円
「少年老い易く学成り難し」足早に去ること風のごとし
「一寸の光陰軽んずべからず」


2014年10月25日土曜日

いい天気

バラの枝を剪って草を採って
気が付くと午後の4時だ
11時ころに庭先に出て5時間立っていたことになる

ダイコンの黒い虫を割り箸でとった
マラソンやスミチオンは使わず
大きな蜘蛛も5~6匹とった
途中蚊に吸われたが
すでに蚊の威力もなく
バラのとげのほうがはるかに
指先に堪(こた)えた
赤いバラには棘がある
きれいな人に ご用心

夜は「ハワイの若大将」を観て
ハワイもまだ高層ホテルが少ない時代だ
しかしヒルトンのエントランス道路は
現在と同じだ
精一杯あらん限りの知識をひけらかした
土曜日でした

2014年10月24日金曜日

歯車

歯車は
うまくかみ合うと
うまく回るものだ

ちょっと早いけど暇だから
準備だけしておこうかな

そっとつぶやくと
まるでその瞬間を
待っていたかのように廻りだす

物事

くるくるくるくる
気が付くと
いろんなことが終わって
また新しい日常が顔を出して

新しいことが待っていてくれる
噛み合わないと
軋む
音を立てて歪む
最後は壊れて

するとまた新しい歯車が
どこかの工場で製作されて
またどこかに
設置される

2014年10月23日木曜日

グリコの看板

道頓堀のグリコ
看板がLEDに変わったらしい

一粒で300m走るのだ
カロリー計算の根拠もわかった

あれに男版と女版があると
もっといいなと思う

小学校での運動会
昼休みに一粒食べて

グランドを回るのが流行った
しばらく走っていると

みんなのスピードが上がってきた
振り返ると大きな黒い犬が追いかけてくる

それは予防注射を受けていない
評判の噛みつき犬だった

2014年10月22日水曜日

味噌 煮込み うどん

冬のような寒い風
今宵は
あったかい味噌煮込みうどん

名古屋名物

ういろうも
どて煮も
手羽先も
名古屋コーチン好きだが

なんといっても
味噌煮込みうどん






2014年10月21日火曜日

文久生まれの先祖

香港では
学生のデモが続いている
日本では
デモをする必要がない

選挙に出馬する
あるいは出場しない
あるいはさせない

どこの国でも政敵や親戚関係や派閥
いろいろとあるだろうが

昔の日本みたいに多額納税者だけ
選挙に参加できるというのも困ったものだ

しかしそれもついこの間のこと
僕の曽祖父はちょん髷だった
江戸時代(文久)の生まれだから

2014年10月20日月曜日

甘い柿

職場の先輩から
袋いっぱいの柿をもらった

おいしかった
甘さがやさしい
上品で なつかしい
柿は
こんなに美味いものだったか

テレビはしきりに
大臣の辞任を告げている

私は大臣になれなかった
いや
大臣になろうとおもわなかった
いや大臣になる星の下に生まれてこなかった
その

どちらにしてもこの柿は
美味い柿

2014年10月19日日曜日

ラーメンを

大食いでラーメンを15杯食べて
優勝する番組を見ていたら
無性にラーメンが食べたくなり
片道30分かけて貴重なガソリンを消費する
マッドマックスの気分

いつも混んでいる駐車場
さみしい
まさか主人が亡くなったのか
失礼な想像をしたが
入口に土日は4時でおしまい
と書いてある
すると主人が乗った車が出てきた
4時30分だった
初めて主人の愛車を見た
ヴィッツだった
運転している姿も初めて見た
そんなことはどうでもよいことだが

バースデー

散髪屋の帰りに酒屋へ行って
安いシャンパンを買って
人生 
こうしていられるのも
ありがたいことです
乾杯
泡が出すぎて

パジャマずぶ濡れ
気を取り直し
書棚の高村光太郎全集(筑摩)第1巻を

「冬の詩」



冬だ、冬だ、何処もかも冬だ
見わたすかぎり冬だ
再び僕に会ひに来た硬骨な冬
冬よ、冬よ
躍れ、叫べ、僕の手を握れ
大きな公孫樹の木を丸坊主にした冬
きらきらと星の頭を削り出した冬
秩父、箱根、それよりもでかい富士の山を張り飛ばして来た冬
そして、関八州の野や山にひゆうひゆうと笛をならして騒ぎ廻る冬
貧血な神経衰弱の青年や
鼠賊のやうな小悪に知慧を絞る中年者や
温気にはびこる蘇苔のやうな雑輩や
おいぼれ共や
懦弱で見栄坊な令嬢たちや
甘つたるい恋人や
陰険な奥様や
皆ひとちぢみにちぢみあがらして
素手で大道を歩いて来た冬
葱の畠に粉をふかせ
青物市場に菜つぱの山をつみ上げる冬
万物に生をさけび
人間の本心ゆすぶり返し
惨酷で、不公平で
憐愍を軽蔑し、感情の根を洗ひ出し
隅から隅へ畏れを配り
弱者をますます弱者にし、又殺戮し
獰猛な人間に良心をよびさまし
前進を強いて朗らかな喇叭を吹き
気まぐれな生育を制えて痛苦と豊饒とを与へる冬
冬は見上げた僕の友だ
僕の体力は冬と同盟して歓喜の声をあげる
冬よ、冬よ
躍れ、さけべ、腕を組まう



冬だ、冬だ、何処もかも冬だ
都会のまんなかも冬だ
銀座通りも冬だ
勇敢な電車の運転手、よく働く新聞の売子、誠実な交番の巡査、体力を尽す人力車夫
冬は汝に健康をおくる
大時計の鐘も空へひびいてわたり
宝石は鋭くひかり
毛布、手袋、シャツ、帽子、ボア、マツフ、外套、毛皮は人間の調節性を語り
葉巻紙巻の高価な烟草、ポムペイヤ、シクラメン、カシミヤ、ペロキシイド、香水、サラヂウム、エマナトリウム、白粉は、人間の贅沢と楽欲との自然性を賛美する
ラヂウム、エマナトリウムに冬は人間の滑稽な誇大癖を笑ひ
湯気の出てゐるカフエの飾菓子に冬は無邪気な食慾をそそる
女よ、カフエの女よ
強かれ、冬のやうに強かれ
もろい汝の体を狡猾な遊治郎の手に投ずるな
汝の本能を尊び
女女しさと、屈従を意味する愛嬌と、わけもない笑と、無駄なサンチマンタリスムとを根こそぎにしろ
そして、まめに動け、本気にかせげ、愛を知れ、すますな、かがやけ
冬のやうに無惨であれ、本当であれ
白いエプロンをかけ、鉛筆をぶらさげたカフエの女よ
けなげな愛す可き働き人よ
冬は汝に堅忍を与へる
冬は又、銀行の事務員、新聞社の探訪、保険会社の勧誘員を驚かし
冬は自動車のひびきを喜び
停車場構内の雑踏と秩序とを荘重に彩り
時のきびしさを衆人に迫る
冬よ、冬よ
躍れ、さけべ、足をそろえろ



冬だ、冬だ、何処もかも冬だ
大川端も冬だ 
永代の橋下にかかつて赤い水線を出して居る廻運丸よ
大胆な三百噸の航海者よ
海の高い、波に白手拭のひるがえる、かもめの啼いて喜ぶ冬だ
汝の力を果す時だ、汝の元気の役立つ時だ
さうだ、さうだ、鯨のうなる様な汽笛をならせ
檣に綱を張れ、旗を上げろ、黒い烟を吐け
猶予するな、出ろ、出ろ
あの大きい乗りごたへのある大洋へ出ろ
汽罐を鳴りひびかせろ
働いてほてつた体に霙を浴びろ
ああ、数限りのない小舟の群よ
動け、走れ、縦横自在にこぎ廻れ
帆かけ船は帆をかけろ
にたりは櫨べそに水をくれろ
水に凍えたまつ赤な手足をふり動かせ
忠実な一銭蒸気は、我がもの顔に大川を歩け
冬は並び立つ倉庫に乾燥をめぐみ
高い烟突の煤烟を遠く吹き消し
大きな円屋根を光らし
川べりの茶屋小屋を威嚇し
吾妻橋の人込みに歓喜する
土工よ、人足よ、職工よ
汗水を流して、大地に仕事をし、家を建て、機械を動かす天晴の勇者よ
汝の力をふりしぼれ、汝の仕事を信仰しろ、汝の暴威をたけらせろ
泣く時は泣け、怒る時は怒れ、わめく時はわめけ
やけになるな、小理窟をいふな
冬のやうにびしびしとやれ
脊骨で重い荷をかつげ
大きな白い息を吹け
ああ、かはいらしい労働者よ
冬はあくまで汝の味方だ
骨身を惜しまず正義を尽せ
冬よ、冬よ
躍れ、叫べ、足を出せ



冬だ、冬だ、何処もかも冬だ
高台も冬だ
馬車馬のやうに勉強する学生よ
がむしゃらに学問と角力をとれ
負けるな、どんどんと卒業しろ
インキ壺をぶらさげ小倉の袴をはいた若者よ
めそめそした青年の憂鬱病にとりつかれるな
マニュアリストとなるな
胸を張らし、大地をふみつけて歩け
大地の力を体感しろ
汝の全身を波だたせろ
つきぬけ、やり通せ
何を措いても生を得よ、たった一つの生を得よ
他人よりも自分だ、社会よりも自己だ、外よりも内だ
それを攻めろ、そして信じ切れ
孤独に深入りせよ
自然を忘れるな、自然をたのめ
自然に根ざした孤独はとりもなほさず万人に通ずる道だ
孤独を恐れるな、万人に、わからせようとするな、第二義に生きるな
根のない感激に耽る事を止めよ
素より衆人の口を無視しろ
比較を好む評判記をわらへ
ああ、そして人間を感じろ
愛に生きよ、愛に育て
冬の峻烈の愛を思へ、裸の愛を見よ
平和のみ愛の相ではない
平和と慰安とは卑屈者の糧だ
ほろりとするのを人間味と考へるな
それは循俗味だ
氷のやうに意力のはちきる自然さを味へ
いい世界をつくれ
人間を押し上げろ
未来を生かせ
人類のまだ若い事を知れ
ああ、風に吹かれる小学の生徒よ
伸びよ、育てよ
魂をきたへろ、肉をきたへろ
冬の寒さに肌をさらせ
冬は未来を包み、未来をはぐくむ
冬よ、冬よ
躍れ、叫べ、とどろかせ



冬だ、冬だ、何処もかも冬だ
見渡すかぎり冬だ
その中を僕はゆく
たった一人で――

2014年10月18日土曜日

とうとう 風邪だあ

頭が痛い
触ると嫌な感じ

熱もある
風呂へ入って
冬のパジャマ着て
靴下はいて
御飯一杯食って

7時半に寝た
熱い

2時間くらいたって
おなかが張って

ものすごいガスが出た
朝まで3回
気持ちいいくらいの

ぶおおおおおおおお
ぶおおおおおおおおおおお
ぶおおおおおおおお

変な風邪

胃液が逆流して3回飛び起きた
ひさしぶりだあ

胃液の逆流
逆流性食道炎と言われた時もあった

朝方までよく眠れた
これで済むなら
風邪は僕の餌食だ

そこで
冬は僕の餌食だ
という高村光太郎の詩を思い出した


「冬が来た」

きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹の木も箒(ほうき)になった
 
きりきりともみ込むような冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た
 
冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
 
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のような冬が来た

2014年10月16日木曜日

カミナリ

今 雷が鳴っている
忙しい国だ

昨日は地震があった
どうするのかこんな狭い国

次から次へと天変地異
火山まで爆発して

大雨洪水
台風で床上まで浸水

地すべり山崩れ
強風が列島を暴れまくって

しかし台風が過ぎた翌朝
庭先の蜘蛛が自分の家をちょっと修理している

2014年10月15日水曜日

大きなピーマン

定期検診の医院で
大きなピーマンをもらった

はじめは「草もち」かと思った
よくみると絵が描いてある

これはどこかで見た記憶がある
しばらくしてこれは、ハローウインの「かぼちゃだ」

しかし、これはある意味での教育である
肉食や酒ばかり飲んでないで野菜を食べなさい

それも黄緑色のものを
そうかそういう意味なら

このクリニックは
総合教育病院であり

野菜が病気を治すという
ぴーまん、ししとう、甘長系医院である

交通事故 遭遇

朝  農道の交差点で
大きなワンボックスカーと小さな老夫婦の軽自動車が
どちらも、いったん停止したのかどうか、良く分からないが
ドンという音がした
次の瞬間、大きな車が
ガードレールを背中に
ひっくり返って
タイヤがぐるぐる回っている
ちょうど背面跳びのような格好だ
車を停めて駆け寄ると
老夫婦もやってきて3人で
ドアを天に向けるように開けた
大丈夫かというと
若い男性がゆっくりと外に出てきた
コアラのような動きだった
筋力があるドライバーだった
私が ガソリンに火がつくと危ないから、というと
みんな少し離れて見守った
まもなく通勤の車が数珠つなぎ
誰かが走りながら電話で警察を呼んでいる
ドライバーに怪我もないから
交通整理をしていたが
私の車が一番邪魔をしているように思えたので
老夫婦に声をかけて立ち去った
ことを12時間後に思い出した

2014年10月14日火曜日

稲荷ずし

親戚の2歳の女の子が
アメリカンスクール保育所に
通っているらしい

まだ日本語も話せないのに
英語を習わせるなんて

あほかいな
しかしですよ

誰かが英語で話しかけると  この子は
反応する

こっちも 
ハウ ド ユ ド

アイライク 寿司

イナリずし


2014年10月13日月曜日

雨戸

台風が来るというので
そうだ雨戸だ と思った

何年も使っていない
10年ほど前に台風が来たとき
雨戸は きいきいと 面倒な音を出した

その時は
隣りの材木小屋のトタンが何枚もはがれ
びゅんびゅんと舞って
翌朝は
我が家の樋(とい)と柊の枝を
ずたずたに切断 車庫の壁面も切られ
 

持主に連絡して すぐ元通りに修理してもらった
その時 家本体には被害がなかったので
柊は家を守る良い木であること
台風には雨戸だと

先日町内のバーベキュー大会で
うちのおじいちゃんがすぐ雨戸を閉めろという
いやになる
近所の若い夫婦が笑っていた
しかし私は雨戸は大切だと 強調した
そういうこともあって 今度の台風には
きいきいと雨戸を引いたのだ

2014年10月12日日曜日

重巡 利根

大野に住んでいる友人が
軽巡 矢矧の模型を作っていて
そのブログを見て


そういえば 軍艦の修理を
したという父親を思い出した


旧帝国海軍の重巡洋艦 利根は
舞鶴を母港にした


私の父が舞鶴の海軍工廠にいた時
入港して改装修理をした
タライを浮かべたような
でっかい船だった
こんな船はどんなことがあっても
沈まないだろうと
思ったとか


戦艦大和と
一緒に沈んだのだ

2014年10月11日土曜日

キムチ

無性に辛い物が食べたい
礼服を脱いでから
キムチ鍋を食べたくなって
材料を買ってきた

豆腐と豚肉薄切り
にら



葬儀開始の合図
お坊さんの叩く鐘の音
かんかんかんかんかん
かかかかかかかかかあああんんん かん
鋭く耳に焼き付いている

金属の音が耳の底で
鳴り止まぬ



そのせいだろうか
辛い物を食べたい
キムチ鍋のスープメーカ
3社あり 迷う


そこで少し現実に戻される

2014年10月10日金曜日

葬儀

葬儀があって
いろんなことを決めたり
黙ったり

納棺やら
若い係員の説明に耳を傾け
うなづいたり

なるほど
上手いものだ
なるほどそうか
昔の暗い

そしていつまでも
だらだら酒を飲み
どこかの親戚同士が
喧嘩したり

田んぼでもめたり
しないんだ
最近は

2014年10月7日火曜日

そういうわけで

3人のノーベル賞が決まった

日本では 研究者が頑張って発見しても
結局、会社の仕事の成果だと

特許や利益をめぐって
訴訟になることがある
ことを知った

会社が開発研究経費を払ったのだから
あとは給料でよいだろう
ということか

詩人 金子光晴が「赤土の家」と呼んだ風土
みそ汁と海苔と座布団
仏壇と雨戸
座敷の壁面に戦死者の遺影

そういうわけで
3人の研究者が日本の土壌から
晴れて受賞したことは

おめでたいのだ

2014年10月6日月曜日

風もようやく

台風は 静岡から関東へ
北陸としては あまり被害はなかった




このごろいろんな
詩集が届く


無理に世界を歌うのではなく




生きている日常の断片を切り抜き
その模様を知らせる


できれば夕日






あの街この街
日が暮れる
今来たこの道かえりゃんせ




おうちがだんだん遠くなる


歌いながら
泣いたことがある





2014年10月4日土曜日

台風が迫る

台風が迫って
涼しい風が強く吹いて


郊外へ
野菜を求めて


スイカにメロン
おくら
甘長


ジャガイモ
玉ねぎ
長ネギ ホウレンソウ


親戚から
マツタケが届き
マツタケご飯


美味しかった
手を合わせて いただく





2014年10月2日木曜日

セメントの粉

そっくりだと知人が言った。

昭和54年に
御嶽で噴火があり

ふもとにいたら
セメントが降ってきたという

車の前のガラスが
傷だらけになって

まず
ほうきで落としてから

水をかけるのだそうな
水をかけると重くなって

なかなか始末に悪いものだと
松本にいた知人は

転勤時代を振り返った

2014年10月1日水曜日

47名の尊い命が

木曽の御岳山
47名の犠牲者
恐ろしいことだ


朝のラジオ
フイリッピンで1991年
ルソン島北部のピナツボ火山が噴火
二酸化硫黄は成層圏まで達し
落ちてこないと
気温が下がる


寒い夏には米がとれず
タイ米を輸入したそうだ


飢饉で食糧不足から
民衆が蜂起して


フランス革命が起きた

2014年9月29日月曜日

火山は恐ろしい



橋幸夫
「沓掛時次郎」だったか
浅間三筋の煙の
という文言を思い出した


浅間も桜島も火を吹いているし


乗鞍 立山 白山 今は休んでいて


富士山も休火山と
思っていたら活火山だそうだ





それぞれ神社があって神様がいて


 


 活動している火山を活火山
 休んでいる火山を休火山
 噴火を止めたものを死火山
 
 


 そう教わった


 しかし、噴火の記録がある山、噴気活動のある山は
 すべて活火山。 
 富士山は活火山なのです。



2014年9月27日土曜日

木曽のなあ


木曽のナァー 中乗りさん 木曽のおんたけ なんちゃらほい

夏でも寒い よいよいよい
 
袷(あわしょ)ナァー 中乗りさん 袷やりたや なんちゃらほい
足袋(たび)を そえて よいよいよい

心ナァー 中乗りさん 心細いよ 
なんちゃらほい
木曽路の旅は よいよいよい
 
笠にナァー 中乗りさん 笠に木の葉が なんちゃらほい 
舞いかかる よいよいよい
 
木曽のナァー 中乗りさん 木曽の名所は なんちゃらほい
棧(かけはし)寝覚 よいよいよい
 
山でナァー 中乗りさん 山で高いのは なんちゃらほい
御嶽山(みたけやま) よいよいよい

 
木曽のナァー 中乗りさん 木曽の名木 なんちゃらほい
ひのきにさわら よいよいよい

 
ねずにナァー 中乗りさん ねずにあすひに なんちゃらほい
こうやまき よいよいよい

木曽のナァー 中乗りさん 木曽の棧 なんちゃらほい
芭蕉の歌に よいよいよい
 
命ナァー 中乗りさん 命からむや なんちゃらほい
つたかづら よいよいよい
 
小野のナァー 中乗りさん 小野の滝越え なんちゃらほい
滑川越えて よいよいよい
 
花のナァー 中乗りさん 花の寝覚が なんちゃらほい
近くなる よいよいよい
 
そろたナァー 中乗りさん そろたそろたよ なんちゃらほい
踊り子がそろた よいよいよい

稲のナァー 中乗りさん 稲の出穂より なんちゃらほい
よくそろた よいよいよい
 
男ナァー 中乗りさん 男伊達なら なんちゃらほい
この木曽川の よいよいよい
 
流れナァー 中乗りさん 流れくる水 なんちゃらほい
とめてみろ よいよいよい 
 
木曽でナァー 中乗りさん 木曽で生まれた なんちゃらほい
中乗りさんは よいよいよい
 
可愛ナァー 中乗りさん 可愛がられて なんちゃらほい
都まで よいよいよい

おんたけが噴火するとは 驚きだ
富士山も地下でつながっているのだろうか

名古屋の地下鉄も水がたまって
人生 何が起きるかわからない

 



2014年9月26日金曜日

秋の美味しいもの

くり
まつたけ


気温が下がって
今朝は18度だった


ついこの前は
38度だった


20度も上がるとは
どういう星だ


こうなったら人間も
なかなか死なないぞ


死なないことも
困るんですが

2014年9月25日木曜日

久しぶりの雨で

台風が来るというので
何やら
蒸し暑く


久しぶりの雨に
舗道は黒く濡れている


昨日も地震が起きた
2回震度4だ


振りこめ詐欺の話で
どうやら金持ちの家しか
かかってこないのではないか


その理由は
貧乏な家に電話しても
お金を持ってこないから
というのですが

2014年9月24日水曜日

860万

860万人というのは
この国の認知症患者

しかた ない 名前は 出てこないし
昨日食べた おかず 思い出せない

子どもの頃は大人に うらやましがられた
得意なことは 母の針に糸を通すこと

2.0と1.5の視力は 
検査表の一番下まで見えた

老化に伴う機能の低下
聞こえはよいが
さあ どのように立ち向かうか

老眼、腰痛、口のもつれ、老人臭
口臭い、足臭い、よたよた、よぼよぼ、

汚く年を取るのは「老醜をさらす」という
若いときは「若草の香り」

2014年9月23日火曜日

コシヒカリを

30キロのコシヒカリ
精米に行く

おじいさんがいて
なかなか終わらない

しかし終わると
こちらに視線で合図してくれる

アイコンタクトだ

10キロ用の袋を3枚用意して
300円投入して

しかし10キロというのはどれくらいかわからない
紙袋2枚に7分目ほど入れて

最後は持参したもともとの大きい袋に入れる
大きいほうが安心で

外は台風もまだ来ない
さわやかな秋空で

模型の人

友人のブログ
始めは誰なのかわからなかった
私の名前が出ていて

無線機や 飛行機の模型や
草花の写真 マイマイガ

大きなアマガエル 縮尺付き 船の模型
モータのハンダ付 楽しそう

よく見ているとMさんだ
魚釣りにも行ったことがある
改めて ご本人を見直した

あんなに素晴らしい小部屋
趣味の広さを 持っているとは感心した

半年前に 名古屋で ビールを飲んで
軍艦の話や死んだ犬のことなど

あまり話さない友人なのに

2014年9月21日日曜日

記念日

まもなく1万人ご来場であります


この記念すべき


来場者は


この地球上で


どこの


どなたでしょうか

今日は良い天気

昨日 小浜から
舞若自動車道の三方五湖のSA
きれいな景色を見て


走り慣れた北陸自動車道に合流
ちょっと単線は疲れた
新東名の幅広トンネルは 広すぎるが
新潟の軽自動車のおっさん
時速60Kmから70で  法令順守
それはそれでいいんです


 
すると背後に追い越し可能になるのを待っている
ものすごい ドイツ車 白いライト
アウトバーンの速度無制限で鍛えた若者でしょう
かつての私のような
それ行け はよ行け 板ばさみで 汗かいた
狐そばに鷹の爪 
振りかけ過ぎて
ここでも汗が出て

2014年9月20日土曜日

墓参り

今日はお彼岸で
花を添え 水を手向けて
線香とろうそく アンド 
兄に会い いろいろ報告



自宅を新築した友人へ
南天を二鉢プレゼント
難を轉じる 縁起もの



NHK番組
東北の地震では
マントルから様々な形で
地震が起きるらしい
小さいプレートの対流が原因だと

いずれにせよ 幸運であれば生存できて
不運な人だけが被害を受ける という考えは嫌だ

転変地異
天災の悲しみは
大きすぎて処理できない




2014年9月19日金曜日

陽が短い

昔50歳の上司が
30歳の私に言った

君はまだ若いから
秋の風やら紅葉やら
肌寒い風が好きだろう

しかし私は
死に近い場所にいるから
早く春が来てほしいと
本当に願っているのだ

暖かな春こそ
生きる者へのプレゼントなのだ

その当時はそんなこと
鼻で笑っていた

ところが昨日急に
夕暮れを見て
ああサミシイと思ったのだ

2014年9月16日火曜日

地震だ

震度5弱

仕事場の同僚が
地震速報が出たから
これから地震が起きる

といって走ってきた
うそだろう
そういうのは
うまくいかないと思っていた

もうどこかで地震が起きているはずだ
気象庁のHPを見ると
北関東で
地震が起きていた

そういえば3月11日の翌日
地震警報が鳴って
ぐらぐらと来た

2014年9月15日月曜日

畑を耕す

自慢のたい肥を入れて
畝を作って

自慢の黒い土は
6年前から
ケヤキの落ち葉を拾って
積んで
さらさらの土

鶏糞と
糠を混ぜて

草を入れて
作ったもの


ダイコンの種をまいた

2014年9月14日日曜日

ゴーヤの棚

久しぶりに
ゴーヤの棚を解き
庭の草を抜き

暗くなるまで
ごそごそ動いた 充実した一日
農家の楽しい夕餉は
こういう心地よい疲れ と 
熱い風呂なのだろう

まだゴーヤが三本ぶら下がっていた

どんなことでも後始末は嫌なものだが
ゴーヤは大好きだ

香りと手触り
つるの強さが好きだ

2014年9月13日土曜日

戦闘機

町の上空を
戦闘機が飛んで
これは自衛隊のパレードに花を添える
デモフライトだとラジオが伝えた

こういう飛行機が飛んで
この国を守っているのか
警察予備隊を吉田総理は作った

隣りの国が攻めて来たら というのは
あの戦争で不可侵条約を破って
満洲へ戦車が入ってきたこと
領海に隣国の船が入ってくること

大昔、元寇というのがあった

飛行機はそういう時は必要になり
普段は
うるさいだけなのか

2014年9月11日木曜日

BBQ

日曜日はかねてより

町内有志の集まりで

BBQ

焼酎はこんで
階段で足をひねって

腫れて

焼きそばまでは覚えているが
寝てしまって
朝9時から準備して

12時乾杯
夜9時に帰宅
飲みすぎ
食べ過ぎ


反省また反省
謹慎また謹慎






気比(けひ)神宮の

祭りがあって
背の高い山本さんから頂いた


けひさんの
そうだ
気比神宮みやげ


敦賀ういろ
生菓子につき冷蔵庫に入れていただき
ますとおいしく召上れます


パッケージに書いてある
懐かしい独特の色合いの


神の
いや紙の包装
ひと口含むと


薄く甘く 不思議な味

2014年9月9日火曜日

右足が痛い

バーベキューで
右足首をくじいて

つまり軽い捻挫

痛い
昨日は何ともなかったが

時間がたって
アルコールが抜けて

右足の付け根が痛いぜえ
いやな痛み

鈍い痛み
これは我慢だ

好きなことをしたんだもの
我慢だ

ほどほどの大きさ          

ほどほどの大きさ          
 
 ひどい暑さが連日続く。夜中に豪雨、雷鳴、近所の避雷針にシャーシャーと雷が落ち、我が家へ近づいてくる。すごい音、どどんどどん、暗闇の腹に響く。この地球はどうなっているのか。束の間の晴天、家の周囲の除草をする。作業は腰が痛く、腹も苦しい。だが本当につらいときは、脳にモルヒネのようなホルモンが出るという。座ると「雑草のごとく」小学校の先生が黒板に書いた文字が浮かんだ。「雑草のごとく」激しく生きれば、誰かに嫌われるだろう。「踏まれても立ち上がれ」といわれたが、ずっと踏まれたままかもしれない。
 朝日が昇り、一面に蝉の声が響く。一冊の写真集がある。平成二一年に焼失した宰相吉田茂の大磯の大邸宅。戦後を支えた日本一忙しい人だったから、バラの庭、池の管理など、どこか一流の人々に任せたはずだ。テレビでは、松下幸之助会長が就任記念に造った京都の松下真々庵の庭を映していた。会社が管理して、腕利きの庭師が落ち葉一枚を拾う緻密な世話をしている。さて、私はどうか。そもそも日本を代表する政治家、財界人と比較することは何か変だと思った。脳にホルモンが過剰に出たのだろうか。
 
 部屋の中で碁盤を眺める。この大きさ、絶妙な宇宙だ。将棋盤も同じ。甲子園球場をたった九人で守る不思議な野球というゲーム、球場の広さ。テニスコート、卓球台、バレーコート、すべて何か不思議な「おきて」があるようだ。土俵、酒樽、起きて半畳、寝て一畳。清酒1升瓶というボトル。あれ以上飲むと体が壊れる。鯨飲馬食はいけないが、鯨も大海と比較すれば、ちょうどいい大きさなのだろう。志賀直哉は奈良高畑町に大きな住居を建てたが、北向きの部屋を書斎とし「暗夜行路」を完成させた。南向きの部屋は、サロンや妻子が使用した。「私は」、そこで我に返った。「小説の神様」と比べるのもやはり変だ。ホルモンの効果にしても草むしりは良いものだ。

2014年9月6日土曜日

カルピス 4

大雨がまた降って
警報が鳴りっぱなし


雷も鳴って
道路には雨が流れて
10センチくらい
たまっていて


良く見ると透明な
きれいな水だ


透明な水でカルピスを割って飲むと
ああ夏だと思う


という小学生時代であった

2014年9月5日金曜日

カルピス 3

そういうわけで
スターラーメンとカルピスは
私にとっての
ブルゴーニュ

ところで
今朝の雨はなんだ
ごおごお降り続ける

加速するかんじ
ごおごお

もっとひどく降れば

ごお おお おお お
ごおお おおお

どうなるのか
如雨露の口が決まっているのではなく
とことん降ってくるのか

私のカルピスは次回

2014年9月4日木曜日

カルピス 2

カルピスは
初恋の味

濃縮ジュースを
薄める

たくさん飲みたいから
たくさん水を入れると

薄くなって
情けない

情けない夏休みが
すぐに終わって

庭の隅で虫が鳴いている
秋の虫だ

さみしそうな夜
9月の初め

2014年9月3日水曜日

カルピス

子どもの頃の夏は砂糖水ばかり
カルピスは

ほんとに高級だった
なのに

今はカルピスを
高級だと思わない

こちらの舌が高級になったと
いうことか

こういうことは誰に聞けばよいのか
カルピスに聞くのが良いか

それとも
自分に聞くのが良いのか

ともかく自動販売機で
買ってこようと思う

2014年9月2日火曜日

快適な季節

残暑はどこへ行ったのか

若い人が、本を捨てるという
エズラ・パウンドの詩集があった

若いころに読んどくといい
早稲田仏文の人に勧められて

うん10年ぶり かな

フォークナー も ジョン・アプダイクも

あの頃
アメリカの白いペンキの家
伝統的な短編 が好きだった

スタイン・ベック

川辺のさわやかな風に
あこがれた頃

2014年8月28日木曜日

秋のような

あたりに
秋が来ている

八月はまだ少しあるが
さわやかな涼しい風が

吹いている

しかしまだ九月が横たわっていて
台風も来るだろうし

さまざまなことが起きるだろう
いいことがありますように

それで
ようやく本物の秋になるのだ

モルジブ

美しいサンゴの中をクマノミが出たり入ったり
きれいな映像

チャンネルを変えるとカリブ海
こちらの海底はちょっと暗い
泥のよう

マナテイがいるということは
食べ物が豊富ということか

きれいなビル街よりも路地
小さなお店の飲み屋街がいい

おいしい ハツ ケイ シロ
結局 焼き鳥が好きです

「西インドにおけるイギリス植民地」
「東インドにおけるイギリス植民地」
という本がある

2014年8月26日火曜日

油を喰う

油そば
というものを喰った

ものすごい油だったぜ
白い油

ようするに油脂だったぜ
おいしかったけど

しばらくすると
ややしつこくて

最後までは
食べられなかったな

こんなとき
ゆずでもあれば

そうかラッキョウでもあれば
最後まで食べられたかな

なんて思いながら

2014年8月25日月曜日

森山直太朗

「さくら」という歌が120万枚売れて
1億2千万円売り上げがあった

というテレビを見ていて
凄いもんだ

歌というのは
作詞、作曲、歌で金が入ってくる

歌舞伎の猿之助
襲名祝い
何千万円も使うんだって

ご祝儀を配る世界
出すほうに生まれたという

芸能界とスポーツ界
市民生活とちょっと違う

世界

2014年8月24日日曜日

残念なニュース

広島の大惨事
犠牲となった子供たちの
葬儀のニュースを見た


たまらない
涙が止まらない


かわいそうに
これからという
前途ある子供たち


母親の必死の声
見送る同級生の姿
たまらない


この世は残酷なことでいっぱいだ
ただただ
ご冥福を祈るばかり

2014年8月20日水曜日

梅雨前線だと

ラジオが言っている

まるで梅雨です
雷が鳴って
1か月分の雨が2時間で降れば
大変なことになる

広島の山崩れ

今日の外気温
朝7時半で
すでに30度に

おかしい おかしい
雨はバケツをひっくり返したみたいに
降り続け

雷はところ構わず がらがら どんどん
いい加減にしなさいよ
ものには程度
というものがある

2014年8月19日火曜日

とても暑い

おまけに夜中に地震が来た

こんなに暑いと
地震が来るのでは
我が家での
いつもの言葉

ほんとに来たよ 地震
2時半ごろ
がちゃん と きた

眠い目をこすりながら 起きて
揺り戻しに備えて テレビのスイッチを入れると
見たこともない画面が写っている
ひとつは邦画でR15だ
半分成人指定
もう一つは外国の昔のエロ映画
どちらも感動しない
やがて 震源地はどこ
という声がして チャンネルを変える

2014年8月17日日曜日

久しぶりにペペロンチーノ

美味いペペロンチーノ
久しぶりに作ってやれ
外は雨ばかりで
福知山では自衛隊が緊急災害で出動中

アーリオ・オリオ・エクストラ・バージン・オリーブ・オイル
フライパンに敷いて鷹の爪二つ割って
にんにくを薄く刻んで
お湯を沸かして 塩を少々
いつもは小松菜をさっと湯掻いて
ベーコンと一緒に炒めるが
今日はシンプル
いよいよ茹で上がって
味付け
塩、こしょう、しょうゆを少し、昆布茶をふりかける
コショウをもう一度
つまりこれが失敗だった
熱く、辛く、鋭く、厳しく、激しい、スーパー・ペペロンチーノ
2本 味見したら息が詰まって むせて むせて
また基礎から精進します とうぶん謹慎

2014年8月16日土曜日

8月15日

子供のころ
お盆にたくさんの親族が合流し
戦死者を弔う
関東軍、憲兵、ビルマ、ガダルカナル
不思議な言葉が飛び交い
お互いを慰めあい


座敷に岐阜提灯
蚊取り線香と白い蚊帳
お盆と終戦記念日が重なるのは
不思議だった


戦後70年たって
子供たちも老人になって
まもなく地上から出発するとして
お盆と終戦記念日だけが
ずっと残っていく
風習となる
のだろうか

2014年8月14日木曜日

ペリリュー島

久しぶりにNHK
22時から冷酒のみながら

ペリリュー島の攻防
眠いところ目をこすってフイルムを見た
マッカーサーがレイテに再上陸
レイテは国の天王山と東条英機が叫んだ

大和が出撃して、栗田艦隊は謎の反転
ガダルカナルにフイリッピン
雲が流れるブーゲンビリア、サイパン、グアム
ラバウル、沖縄

父の兄は、ソロモンで戦死した 海軍だった
父は、陸軍で南方派遣軍
ビルマ、ラングーン、モールメン、インパール作戦の
惨憺たる結果を背負って
膝を打たれ最後のトラックに拾われ
生還した

2014年8月13日水曜日

くろうり

黒ユリは恋の花
黒ウリはウリの種類で

今日一つ意外な場所で
もらいました

オオキナ瓜でした

瓜売りに来て瓜売れず
瓜売り帰る瓜売りの歌

うり(瓜)に つめ(爪)あり
つめ(爪)に つめ(爪)なし

熊は
ム月 ヒヒ どんどん さっさい

櫻は二階(貝)の女に木をつけろ
と書くんだと

文学部の最初の授業で
廣島教授が言った

お盆と石原裕次郎

お盆になると石原裕次郎の映画を思い出す
なぜだろうか

「赤いハンカチ」
「風速40米」
「陽のあたる坂道」
「嵐を呼ぶ男」

不思議な言葉の組み合わせ
映画を観たくなる究極の言葉
この選択はどうやってされたか
興味がある

中学の帰りに通り過ぎる商店の
映画の広告  近日上映 と書いてある
横目で浅丘ルリ子を見て
宍戸錠はみない

中間試験が終わって
夏休みが始まる あの頃

2014年8月10日日曜日

台風といえば

子供のころ台風が来て道路が川になり
排水溝の出口に赤土を塗りこめ
家族全員で蔵の2階に逃げ込んだ
昭和28年9月22日の台風13号
福井県小浜市を中心に
死者116人、行方不明21人、負傷者639人。
家屋全半壊855戸、流出296戸。堤防決壊737か所。

翌朝、重い布団をめくって蔵の窓を開ける
蔵の窓は鉄板で重く、内側から鉄の棒で押して開ける
窓にはひもがついており、締める時は紐を手繰る

秋の空である
外は茶色の広々とした原野
牛が死んでいる
数日して飼い主が現れ
のこぎりで挽いて かついで帰ったらしい

半鐘が鳴りっぱなしで恐ろしかった
そういう記憶があるのだ

2014年8月6日水曜日

ぶと

関西では「ぶよ」のことを
「ぶと」というのだ

噛まれてしまった
草むしりどこではない

顔が腫れて
おでこが大きくなっていた
手も刺されて
げんこつが握れない

そういえば小さなハエの子供
のような黒い虫
廻りながら顔の周りを飛んで
いらいら腹が立って ぱちんと手で はさんで 
つぶして驚いた
凄いぞ
赤い血が出た 大量に
その周りにまたもや集まる吸血鬼の「ぶと」
この赤い血は私の血なのだ

地震

やめてくれ
さっき眠ったところ

がちゃがちゃと地震

京都南が震度4
すると東寺のあの大きな阿弥陀さんも
揺れたのだろうか
33間堂のあの仏像群も
揺れたのだろうか

東寺の建物は頑丈だから
そんなに揺れなかったのだろうか
ともかく安眠妨害
など考えながら
また眠る

今日は「原爆の日」
井伏鱒二の「黒い雨」
今日は猛烈な雨らしい

2014年8月5日火曜日

草むしり

朝5時から庭の草を刈る
日本カナヘビ一家も
まだ寝ているようだ
とにかく暑い

小茂根、千川、千早町、長崎
板橋区役所

下駄で歩き回ったなあ
どうしてそのようなことが
脳裏に浮かぶのか

ミント、パセリ、セージ、ローズマリー、タイム
たくさん刈った
ドラム缶いっぱい

朝はどこから来るかしら
鼻歌でシャワーを浴びると
指先がハーブの匂いに染まっている
そして窓の外に朝が来ている

2014年8月4日月曜日

四国が雨で

雨が降って大変だ
道が川になっている

轟々と

それこそ
滝のように

このごろ
誰に聞いても
こんな水は
生まれて初めて

ココは水がつかない
子どもの頃から
そうだった

みんな口をそろえて
いう
気候変動
変な動き

2014年8月2日土曜日

花火

海から帰って
花火を見に行く

いつもの駐車場所
これまでここに車を置いて
歩いて川へ行き
花火を見てきた

今年はすべての路地に
パトカーや交通指導員
路地はすべて通行止め

横断歩道は歩行者優先で
車は一向に進まない

方向転換して
うろうろ苦労して
あきらめて家路につく
不意にどーんどーんと

うしろに花火が立った

海へ

海へ行く
風がムンと暑い

呼び込みのない浜茶屋でラーメンと焼きイカ
青い空を旅客機が通り過ぎる
今年はルートを変更して
ナビの指示通りに進む
30年通った海水浴場だが
駐車場 無料 とある
いつも大きい道から入って
駐車料金を払ってきた
こういうこともあるのか

外人さん夫婦がパラソルを開いて
子供と遊んでいる
海にお金は払わない
まてよ浜茶屋へ入らず
シャワーだけ使用できるか
難しい問題だ
聴いてみればよいのだが
そういうことは嫌いで

2014年7月30日水曜日

今日の温度は

気温は高いのに
風がそよそよ気持ちが良い

この気候なら暑くても誉めてやろう
玄関を出る瞬間思った

そうか あのように
暑くても
風が吹いていれば いいのだ

例え
根性が曲がっていて
いやな表情になっていても
さわやかな笑顔を振りまいて

そうさ周りを欺いて
乗り切っていけば良い
のだが

気が付くのが遅かった
この地球

2014年7月27日日曜日

朝に

今朝
スコールが来て
地上の熱を奪って行った


シンガポールには
雨季と乾季がある
シャワーのような
夕立が来ると
あたりは急に涼しくなるんだ


遠くを臨む視線で
父は言った
昭和9年に徴兵検査
南方派遣軍の「安兵団」にいた
「戦争」あんな「いやなもの」はない
殺しあいや


口では言われん

2014年7月26日土曜日

あついなあ

日本海側37度
体温が36・5で体温より高い暑い日
おそらく北極の氷が溶けて
ガラガラと音を立てて氷山が崩れ
白クマが行き場を失くし
小さな氷に乗って
仕方なく北海道に上陸して


付近の住民は大騒ぎ
理科の先生がそうだ
白クマもこんなに暑いのは耐えられねえべ
すぐに旭川動物園に電話してだ


氷を積んだダンプカーを用意して
倒れた白クマを抱き起こし
なんとかプールに入れて
お盆の帰省客用に売り出す
なんてことに
なるまい
なあ

2014年7月20日日曜日

地震 かみなり 

連休で
朝方気持ちよく
眠っていたのだった

ピカピカどっすん
ごろごろ
ガンガラガン なんだなんだ

轟々と雨が降って
こりゃあ大変だ 水がつく
カーテンを開けると
ムコウのコンビニのあたり
こちらの電信柱
3軒向こうの家の屋根の上
細くとんがっているアンテナみたいなものに
順に シャアー シャー パリパリ
だんだんと我が家に近づいてくる
ズドン ズドン ピンクの光に包まれ
今まで経験したことのない雨量
頼むから 地震 かみなり様 
堪忍してください
何でもします

2014年7月19日土曜日

エコー検査

昨夜9時以降は絶食ですよね
いいえ腹いっぱい食べました

今朝はパンを3つ
牛乳をコップ3杯

ええ それじゃあ
検査がうまくいかない

どうしましょ
係員が正確に伝えなかったのですか
いいえ
紙に書いて渡してくれました
赤でラインを入れて

私がそれをあまり重要に思わず
食欲に負けてしまった

悪いのは私です
先生あまり強く押さないでください
腹いっぱいで

2014年7月17日木曜日

粗大ごみ

収集センターへ
粗大ごみを持っていく
こちらへ来てください
住所と連絡先を書いて
ええと布団が4枚。毛布が。
炬燵布団が。あの

ハイ、もう見ましたよ
これで全部ですか
はい

ささ こちらへ
 
誘導されて えっと
椅子が4つ
何あんた、4脚でしょ
なんていじわるは誰も言わない
過ごしやすい感じ
机が一つというところを いちだいというのかな
一個というのは変だし
ココは学校じゃないからいいな

2014年7月13日日曜日

ふるぼん(古本)王朝

今朝は町内の一斉清掃日
6時に起きて庭の草を抜いて待っている
7時になって
いよいよ町内清掃が始まる

しばらくすると雨が降ってきて
ごみを集め町内の集積所へ行く
しゃれた家から
「テルテル坊主の歌」ピアノが
優しく流れている
「晴れたら銀の鈴あげる」

深窓の令嬢がいるんだ
おかしいな上流階級はいないはずだ
まてよ私自身がロシアかフランスの亡命貴族
かもしれんのう
ブルボン王朝ではないが、古本王朝で
うははは ギャー
うなされっしー

2014年7月10日木曜日

個人情報

2000万件の名簿の流出が起きた
子どもの名前と住所
気持ちの悪い話
おれおれ詐欺に使われたり
いろんな勧誘に
宝の山と呼ばれるほど
価値がある情報だと

それにしてもブラジルのサッカー
悔しいだろうけど
バスに放火したり
設備投資に批判が出たり
勝てば官軍
負ければ
日本語はすごいな
子どもの頃サッカーの1点は
野球では4点と同じと教えられた
7対1は28対4

2014年7月4日金曜日

家守が

目高の水槽でヤモリが
死んでいた

泳げないらしい
ヤモリ、トカゲは
爬虫類

イモリは両生類だと

イモリは水中で井戸を守り(井守)
ヤモリは陸で家を守る(家守)

ヤモリは水槽に落ちて
吸盤で
上がれなかったのだろうか

2014年7月3日木曜日

雨雨 長崎の雨

雨が降っている
ものすごく

長崎は50年に一度の大雨
長崎は坂が多い街

あの細い坂道を
強い雨が
流れているのだろう

30年前にも降った
299人が犠牲になった

昭和57年だった
茶色の水が出ると

山が崩れる
川もあふれて

それにしても
降りかたが異常だ

ちょっとおかしい



2014年7月1日火曜日

ザッケローニ監督の気持ち

監督はイタリーへ帰っていく
負けたから
さみしそうに

カッテ
イタラ

連日テレビで忙しいはずだ

いや、まてよ勝っていれば
次の試合があってテレビ出演どころではない

選手はうつむいて帰ってきた
試合だから仕方ないさ

僕も少年野球の帰り
うつむいて バスを降りた
レフトで落球したのだ

しばらく近所を歩けなかった

2014年6月29日日曜日

大粒の雨に

きれいに除草した庭を見ていると

茶色の土が
みるみる大雨に濡れ
大地にしみこんで行く
大粒の雨

カレーを食べに行く
隣町のちょっと有名な店
なるほど美味い

神社に来て
せっかくだから
お参りしてくるか
夏越の「茅の輪くぐり」

静岡の三嶋神社で6月の末に
茅の輪をくぐったことを思い出した
あれから4年
翌日の江の島は海開きだった
今日ツバメが車庫に入ってきた

2014年6月28日土曜日

早朝は

庭の草むしり
毎朝5時から6時半まで
1回に畳3枚ほど

実はワールドカップ
朝のサッカー試合を観戦して以来
朝めし前に草むしり

家の周囲の雑草を削り取る
ミミズもいる
蚊もいる

蒸し暑い
バケツに6杯ほど

まもなく夏が来ると
暑くて暑くて草ぼうぼう

夏草や兵どもが
夢のあと
芭蕉はやっぱり偉大だなあ

2014年6月25日水曜日

眠い日だ

サッカーが負けて
午前中は
どうも面白くなかった

おまけに暑い日で
だんだんと
いやな気分になった

帰宅して
気分転換に歩き回って
不愉快になって

畑へ出て
ゴーヤの根元の草を抜いて
夕暮れに家に入って

気が付くと
口笛を吹いていた

コロンビア

朝の5時に眼が開いて
サッカー試合に間に合って
いきなりPKで
とられて

いやな感じ
そういえば ブラジルの初戦もPKで
審判もあれこれ言われていたな

前半終了間際に ぽろんと
うまくいって 同点だ
力だけではないのだ
テクニック 信じて

安心していたら
ぼこん ぼこん ぼこん

4対1で負けてしまった
もう出かけないといけない

2014年6月23日月曜日

畑の真似事

雨が降って草が伸びた
猫のひたいほどの畑の真似事

まず草を採り
さやえんどうの棚をはずし網をたたむ

エンドウの蔓が
まとわりついて2時間もかかって

すっかりきれいになって隣りのきゅうりが
楽しそうに
ぶら下がっている

人間も野菜も混むとストレスが増えるのだ
病気になると薬はなかなか効かない
あたりは真っ暗で唇を蚊に刺されて
ふくれて
変な顔になって

にやりと笑ってみる

2014年6月14日土曜日

訃報が多い日

土曜日のさわやかな朝に
訃報が届く


99歳と長寿だった
親戚のおばあさん


すると まもなく
別の訃報が届く


長寿だった
親戚のおばあさんの
妹の亭主


そうなると
土曜日にお通夜
日曜日にお葬式


月曜日にお通夜
火曜日にお葬式


親戚はしばらく通過儀礼で
あっち うろうろ
こっち うろうろ

2014年6月13日金曜日

寒い朝

六月の雨に
六月の花が咲く

井上陽水だったか
アジサイの季節

暑い日の冷房で
体がおかしくなってしばらくして

寒い日が来た
日本の街に大雨が降って

冷房よりも暖房が
いるんだけど

灯油もまだ入っているよ
北海道もきっとそういう感じかな

いやあ最近は異常気象だから

2014年6月11日水曜日

あの季節が来た

近所のおじいさんが孫を連れて
やあ
と笑いながらやってきた
いろいろと立ち話をしていると
腕のあたりがどうも気になるようで
何をもぞもぞ
しているのか
隣の家に毛虫が発生した
茶毒蛾らしい
退治してくれというので
木を伐った
すると最近は雨が降らないから
ふわふわ毛虫の針が風に乗って
両腕が かゆくてかゆくて
皮膚科へ飛んで行ったと
そこで我が家の
さざんかを観察すると
いたいた いましたよ
またも自慢のスミチオン取り出して
夢中で退治して

2014年6月9日月曜日

夏の野菜

きゅうり
トマト
おくら
ジャガイモ
ゴーヤ
バジル
ナス
すいか

小玉スイカ

落ち葉で作った
たい肥が栄養があって
草が生える 
すごい勢いで

2014年6月7日土曜日

海女の時雨

浜までは
海女も蓑(みの)着る時雨(しぐれ)かな

播州の俳人
滝 瓢水(たき ひょうすい)の句

海に向かう海女が雨に逢い
蓑を着るという句

海に入れば 濡れるのだ
雨に濡れてもいいじゃないですか
実はそうではない
海女にとっては海に入るのが仕事

海に入るまでは体を濡らさず
体を冷やさず
そういう心掛けが良い仕事に必要なのだ
ぎりぎりまで気を付けてがんばることが大事
という意味らしい

2014年6月6日金曜日

暑い寒い

28度が涼しい日なんて
どうかしている

中学の頃
衣替えの日に雨が降って
寒くて黒い学生服を着たいと
梅雨になるから
白いシャツは寒いのだが
おお神様
駅でマドンナさんに会う
マドンナさんの夏の制服に
心を持っていかれて

メンデルの法則も
慣性の法則も
ネスラー試薬も
連立方程式も

何にもわからない
青春だったぜい

2014年6月1日日曜日

熊谷守一

テレビをつけると
クマガイモリカズ

池袋からの帰り
池袋西武線の椎名町だったか

電車のドアががらんと開いたまま
スズメがちゅんちゅん
バアーと跳ぶ音が聞こえる
仙人と呼ばれていた
ここに住んでいるのかと想った

画家、詩人、小説家
やっぱり金持ちの息子が多いな
志賀直哉、太宰治
反動で貧乏人になった人も多い

目覚めた人は偉いというべきか
わからんねえ

2014年5月28日水曜日

30度を超えて

暑い日だった

3人の偉い人から
電話がかかってきた

それにしても
偉い人は元気

明るくて
はっきりしていて

くよくよしていない
そうそう冗談が多い

しかし
その冗談は
電話が切れてから

やんわりと響いてくる

2014年5月27日火曜日

暑い日と雨

日曜日は暑い日
きうりの棚を作った

たい肥の箱にペンキを塗って
去年の落ち葉を
いれて

ぬかをいれて鶏糞入れて
苦土石灰で
サンドウィッチ さあ発酵を

月曜日はひどい雨で
朝6時に傘をさして

たい肥箱にカバーをかけて
やれやれ

火曜日は「壺坂霊験記」
妻は夫をいたわりつ
夫は妻を慕いつつ
頃は6月 中のころ

2014年5月23日金曜日

寒い風

5月もそろそろ終わるというのに
寒い日が続いている

この地上では
いろんなことが起きている

貿易問題
ベトナム
フイリッピン
海上の境界争い
タイのクーデター

ミャンマーはよくなったのか
インド・パキスタンの紛争

中越紛争
ベトナム戦争があった

ウイグル ウクライナ





2014年5月21日水曜日

すごい雨

夜中に轟々と雨が降る
眼が開いた

これほどの水を
天空に貯めていたのか

それを何かの拍子に
雲から
地上にばらまく

いまも燃えている太陽
水のある青い地球

自然の流れは大きく
激しいが緩やかだ

まず矛盾がない
人工物はどこか無理がある

2014年5月18日日曜日

薬物

ヒロポン
深夜労働で疲れしらず
戦時中に広がった薬だと
何かで読んだ

坂口安吾は「巷談」だったか
「ヒロポン売り」のことを書いている
太宰治も織田作之助も
デカダンス
安吾は中毒になってはだめで
疲労回復だというが

素晴らしい作品が書けた
と思って朝になって
つまらない作品だったと
何かで読んだ

藤田嗣治は
引き出しの中を開けて
シンナーを
そっと嗅いでいたらしい
これはシンナー中毒のことか
何かで読んだ

2014年5月17日土曜日

谷川俊太郎

久しぶりに
テレビで
谷川俊太郎を見た
年取らないねえ
阿川佐和子が還暦を過ぎたという

詩人は
一人っ子で
母が好きで
学校が嫌い
いやな上司がいる会社員は
勤まらないだろう

鉄腕アトムの
「ららら」が絶妙という話

最上川舟歌の
えーいさのまかっしょ
えんやこれまーかせ
その次に「ええやあああ--」
という

「ららら」が「れれれ」では、「れれれのおじさん」になる
「ははは」は笑う

大江健三郎、阿川弘之、志賀直哉、小林秀雄、谷川徹三
久しぶりに日本近代文学の懐かしいアルバムを開いた朝
でありました

2014年5月16日金曜日

頭を雲の上に

新幹線に乗っていると
急に乗客が
ざわめいて

窓の外に
大きな富士山がそびえていた

ほほう
たいしたものだ

日本一の
富士の山

てっぺんに
雪が積もっていた

噴火した江戸時代
竹取物語では
不死のやま

忘れていると姿を見せて
見たいときには見られない

不思議な山

2014年5月13日火曜日

晴れた空

暑かった
みんな半そで


もうクールビズだと
忙しいじゃ あーりませんか


すぐに6月
梅雨になって


台風が来て
夏は過ぎて


10月は刈り取りの秋


すぐに玄冬で
また春になって


また梅雨が来て

2014年5月12日月曜日

初夏のようで

昨日は
こころがうきうき
初夏の日差し
気温21度でした

あまりに
明るい空気

コンパネを買って
たい肥の箱を作ろうと材料を求めて
お店へ行きました
あまりに明るい道路が眼に
まぶしくて

あわてて店の外へ出て
ともかくも

この日差しを楽しむことにしました

2014年5月10日土曜日

ゴーヤ

ゴーヤの苗を買って
鶏糞と油粕と
ぬか

化成肥料と
たい肥を土に混ぜて
植えました

水をたっぷりやって

明日は
たい肥の箱を
新調するつもり

ゴーヤは玉ねぎとツナの
サラダにするつもり





2014年5月9日金曜日

無人機

人が乗らないで
飛ぶ飛行機を

無人機という

恐ろしい山火事
あってはならんが原子炉の事故
古い井戸に落ちた人

救助が大事だ

まてよ秘密基地の偵察
他人の家の庭を覗く

爆弾を落とす
爆弾と人を積んで敵に向かう
「桜花」
これは有人だった

恐ろしい時代だった

2014年5月8日木曜日

五月の沃野

いよいよ
田に水が入り
田植えだあ

水温も大事
天候はきまぐれだし

日照時間を気にして
害虫発生
かみなり
雑草

低温で
腰が痛い
じいさまは
ばあさまと口げんか

鍬の形が
昔と違うというが
いいじゃないの
元気でここまで来たのだから

2014年5月5日月曜日

きゅうり

トマト
ししとう
鷹の爪
ピーマン

植えたぞ
じゃがいも

鶏糞 ぬか 化成肥料

あちこちに埋め込んで

エンドウと
きぬさや

力士のエンドウも
まゆを結ったそうだし



公園にでかけて

シートを
かかえて公園でお弁当
家族で幸せなことで

ぐっすり寝て
起きると
東京で地震

たまらんなあ
夜討ち朝駆け

どうかおさまってほしい

岐阜高山でも地震が続発
松代でも長い間 ありました

飛騨の地震が続いたあと、東日本大震災が
起きたという記事
今度は大丈夫か

2014年5月3日土曜日

5月の連休

子どもの頃
連休はそれほど嬉しくなかった

中学生の頃中間試験に悩まされて
連休の素晴らしさに目覚めた

不思議なことに
大学生になると有難味が消えた
おそらく動物園に行ったのだろう
どこかの父親が子供を背負って帰ってくる

背広を着るようになって
元気がなくなる日もあった
ありがたいな薫風さわやかな休日
知らぬ間に
子供を背負って動物園から帰ってくる
普通の市民になっていた
いまそれを思い出している
のだ

2014年4月30日水曜日

急に寒くなって

昨日
きゅうり
ししとう
トマトの苗を植えた

朝の4時ころに
大雨が降って

轟々と降り
驚いて起きた

5時には何事もなかったかのような
穏やかな朝日が降り注ぎ

いつも通り
出勤した

寒い朝だった

2014年4月28日月曜日

何が待っているかわからない

マレーシアの飛行機
どこにいるのか

関税撤廃も困ったことに
子供のころ小学校の先生は言った

日本は資源のない国だから
原料を買って物を作って
輸出するのだ
日本人は勤勉で頭がいいから
その上、日本にはコメがある
コメは栄養があるから
西洋と違って副食は少なくてよい
バターもミルクもいらぬ
味噌汁と沢庵でいいのだ
おまけに
お祭りや正月には
ごちそうが出る
いいだろう

2014年4月27日日曜日

もうすぐ5月だ

5月はうれしいな
イカの丸焼き
冷たいビール
刺身に
ホルモン焼

天丼にするか
おろしそば

そうめん か ラーメンか
ひやむぎ か 担担麺

牛のたたき
明太子に野沢菜スパ

雲丹 このわた
エイのひれ ええい

困ったことに
胃が一つしかなくて

2014年4月25日金曜日

アメリカの大統領が

大統領
バラク・オバマ氏は

ハワイ生まれで
たくさんの寿司を
食べてきたと

そして
「すきやばし次郎」が
人生で最高のすしだ

というのだった
そうかそれなら
やはり行かなくてはなるまい

はやく行かないと
走れメロス

想えば
若いころを除いて
廻る寿司ばかり
の人生だった






2014年4月22日火曜日

助けてやってくれ

ともかく
はやく助けてやってくれ
たのむ
なにも考えないで
たのむ
早く助けてやってくれ

日本も韓国も
どうでもいいから

頼むから
子どもたちは食堂にいる

おおい
がんばれえ

日本から
応援している

おい
もうやめろ

子どもに罪はない
政治の話

ハンマーでたたいて
海軍

おおい子どもたち
いきていろ
いきていろ
生きていろ

潮の流れが厳しいところ
しっかりしろ
おおい
しっかりしろ
食堂に

みんないる
おおいがんばれい

応援しているぞ
応援しているぞ


がんばれ

痛ましい限り

修学旅行の高校生
船に乗って

その船が傾いて
沈んで
浸水して

どうか助かってほしい
何とか
ならないのか

時間は過ぎて
酸素も残り少なくなって
くるだろう

親の気持ち
祖父 祖母の 
気持ち

何よりもこれからの
前途ある子供たち

いのちを
助けてあげてほしい

祈るばかり

2014年4月18日金曜日

恐ろしい船の事故

何とも痛ましい
韓国の修学旅行
船が転覆して

助かってほしい
ひたすら祈る


がんばって

生還してほしい

2014年4月13日日曜日

石垣に桜の花が

急に数百年
さかのぼって
江戸時代になって

この堀端を歩いていたら
やっぱりこういう景色
だったはずだ

春の風に桜の吹雪
そよそよ
時々寒くて
ああ春が来た

冬の雪の下で
あこがれた春の風

春だ
理屈はいらん

2014年4月11日金曜日

ココから

夜空のムコウ
joy!!
空回り
うまくいかないみたいだ
もう明日がまっている
ありがとう 

らいおんハート
失ったものは みんな みんな 埋めてあげる

世界に一つだけの花 そうさ僕らは
一人一人に 咲かせる

春が来て 死者は甦る

2014年4月10日木曜日

寒い

今度は寒い

三寒四温とはまさに

桜の花が
吹雪のように

桜吹雪だあ

実験の結果は
何かどうも
もう一つ
はっきりしない
気がする

2014年4月9日水曜日

ウインドウズXP

しっかりしていて
みんな好きだった
だけど 時代の流れさ
仕方ないな

XPのこと
あちこちで噂していた
あれをどうするか

そうだな
ワープロで使って
まあとにかく
前向きに行くか

あられが降って桜の花が

寒い桜の季節
翌日は良い天気

入学式
新入社員

新しい人たちは
みんな張り切っている

旧い人たちは
見守っている

ウインドウズXPは好きだった

2014年4月5日土曜日

クローズZEROをみた

小栗旬の映画
秋田書店の
「鈴蘭高校」をぶっ潰す
高校生の集団決闘の映画
殴り合い、もみ合い、血だらけ
痛いというより、体力勝負のようだ
ボクシングよりレスリングが強いという
そういう感じ
そういえば 50年前
別の学校と決闘して鎖骨やら腕を
折られたという噂の生徒が
首から大きなギブスを吊って
一人歩いていた
明日から夏休み 放課後だった

2014年4月4日金曜日

あられか雹か

寒い春だなあ

春の新番組
新人がテレビに出ている

アナウンサーに負けないように
頑張っていても

やっぱり新人は新人だ
だけど

新人は旧人よりすがすがしい
新人は一所懸命で好感が持てる
なにより 若い

2014年4月3日木曜日

朝から津波で

チリの地震

朝変な感じ がした

津波が到着するのが
朝5時だとニュースで聞いた
しかし

朝の6時のニュースで5時に
津波がくるというのは変な感じ

1社だけ「気象庁の発表ですが」
「すでに時刻は過ぎているが」 と表現した
これは素晴らしいぜえ

2014年4月2日水曜日

いい天気だあ

4月は残酷な季節

しかし
いい天気だあ

桜も咲いているし
風も そよそよ

花を植え替える
花は咲くために

すでに覚悟を決めている
咲くために

2014年4月1日火曜日

消費税が

やっぱり
乗ってしまった

消費税が上がる前日
3月31日の夜

玄関の靴箱の上に
冬タイヤ交換半額という広告
これで タイヤを交換してもらおう

スタンドは混んでいた
待っていると
お客さん このタイヤ
もうダメですよ 減りすぎ 危ない
そうか、限界か
思い切ってタイヤ2本を購入した
1000円ほど儲けようと雨の中
出て行って2万円も出費
消費税があがる前に
福沢諭吉がぱあっと飛んで
消えた

2014年3月30日日曜日

春の風雨

がんの予防には「にんにく」が
一番だって

今日はひどい雨
風の日曜日
野球帽をかぶって
灯油を買いに出る
混んでいるガス・スタンド
タイヤを交換している
スーパーでジャガイモの種と肥料と
草木灰を買う
いよいよ四月だ
ひどい雨だ


2014年3月29日土曜日

暑い日

まだ冬のタイヤを履いている
今日は暑い日

夕べ送別会があった
新しい職場に異動する人
辞める人

花束をもらい
挨拶をして
笑いながら場内を回って

余興の
ハモニカ演奏を聴いて
外は春の宵だった

2014年3月27日木曜日

海辺の光景

安岡章太郎の小説
「海辺の光景」好きでした

屈折した諸相が
好きでした

さてどうして
今の世の人々は単純に
わかりやすく柔和に
なってしまったのか

春の霞はゴビ砂漠の
砂ではない
まして11PMでもない

2014年3月26日水曜日

人事異動

今朝の新聞に大きく載っている
市の部長や課長の異動、消防署や警察官
県の部長や課長、課長補佐、係長

最後尾に退職者が
ひっそり載っていて

それぞれ必死で立ち向かう人たちの
苦闘、乱闘、意地と努力
眠れぬ夜

栄転の不安と喜び、左遷らしき悲哀
いったい誰が このように人の心を操って
組織の能率を維持しようと 画策したか
ヒエラルキー3原則だったか
労務管理なのだが
ホーソン工場の実験だったか

2014年3月25日火曜日

朝は春で

もう春だな
昔の人も今の人も

今日は卒業式だ
学位授与式というけれど

まあ 春だ

ロシアのラブロフ外務大臣は
ケリー国務長官と会談して
オバマ大統領と日韓の結束

さあ
あの戦争の後遺症
というのだ





2014年3月23日日曜日

マヌスクリ

マヌスクリ(プト)電子化の
ニュース

バチカン文献20万件が
オンラインになるなら

今の資料は
ドウスルカ ナヤミ オオイ

ジンセイハ ミジカイ
コケコ ココ ココ

春の無観客試合
アンネ・フランク

2014年3月22日土曜日

いい天気

今日は
いい天気

地震がある
伊予のあたり震度3
トヨタ自動車の
三国連太郎の息子の主演ドラマ

「トヨタ生産方式」がすでに戦前から
その萌芽があったようなアナウンスが
気になった
「部品の在庫を持たないシステム」

うとうとしていたら
ドラマは戦後に入っていて
マッカーサーというアナウンスがあった

2014年3月21日金曜日

また雪だ

苛政は虎よりも猛し
かせいは とらよりも たけし
厳しい税金を取る政治は虎より恐ろしい

春だというのに寒い
話は冷え込んで
前払いしてくれたら
差額が出た後で
値引きしますよ
などなどいろんな手を考えて
客から金を得る
いろいろなサービス
なんか わからへん

2014年3月18日火曜日

雨は降る

春の嵐が吹いた
各地で雨が降って

雨が降るのは
一日一日
暖かくなる証拠なのだが

飛行機はどこかに墜落しているのか
何時間も飛んでいたらしいが
乗客の気持ちは
想像を絶する

汗をかいた
怖い夢を見た

この地球は
昔の地球とかなり違う
金持ちは金を稼ぎ

恋に破れると簡単に相手をやっつけてしまう
おかしな地球になっている

昔は、恋に破れるとしょんぼりした
笑ってごまかしたものだが
期待できなくなっているのかと

2014年3月17日月曜日

春のような

霞たなびく黄砂
ゴビの砂
春霞 はるのうらら
子ども心に
嬉しかったのに

このごろはPM2.5
PMというのは
いれぶんPMに
決まっている

タイガースやジャガーズ
天ぷらではなくテンプターズ
森とんかつ
泉にんにく
誘われ天ぷら

2014年3月15日土曜日

この頃のテレビは

何かクイズを出す
客はそれを一緒に考える
さて私は誰でしょう
頃合いを見て
誰かが面白い答えを言う
さあ
というところでCM
顔を隠して言い当てる
15秒ほどたつと
またCMになって
今度はじゃんけんで勝ったほうが
一人だけとんかつを食べられる
相手は悔しいと残念がる
だけど店を出る時にとんかつは皿に残っていた
悔しいなら喰えばいいのに
昔の歌手や若いころのアイドル
私が知っている水原弘の
さてここからが問題です
「黒い花びら」黒い花というのは何の花なのか
どうするんですかね

2014年3月14日金曜日

また地震が

3年前の3月11日に
あの東北の大地震が起きて

南海トラフ
来るぞ来るぞと
叫んでいる人たちもいて

今度は愛媛で震度5強だ
いやだ
いやだ

あの警告の音
どうしてよいかわからない

2014年3月11日火曜日

22年間続行の仕事

22年間、年2回の仕事
名古屋へ行く44回目
想えば平成4年から25年まで

よく通ったものだ
これは新記録で
当分破られないだろう

3年前の今日は
東北の大地震に遭遇した

その夜
静岡、長野、新潟で震度6
ホテルがゆらゆら揺れて寝ないまま朝になった

2014年3月10日月曜日

雪の中

焼酎を買いに行く
幅の広い道を
横切る
命がけ
十分いけると思ったが
危ういところ

もう少しで
撥ねられそう

なんであんなに
人を撥ねようと
ぎりぎりまで迫ってくるのだろう

日本人の悪いところだ
ああいう感じは
いやだ

2014年3月9日日曜日

雪が舞う

白い綿のような雪が
ひらひらひらひら

地面に着いてすぐに消えた
春だから暖かいのだ

昨日特急が急停車した
アナウンス
鹿と接触した

子ども 鹿はかわいそうだ
お母さん 線路に入るから はねられたのよ
ばあさん 誰かの身代わりで 死んだのだ
爺さん  人間が鹿の道に線路をひいたからだ
隣りの席の男 鹿の身体を 全部集めないと 発車しないそうだ
受験生 今夜中に 家まで帰れるかな
  

2014年3月6日木曜日

腰痛よ さらばだ

うれしい
少し楽になってきた
腰の痛みが少し和らいで

歩けることは素直にありがたい
歩けることはありがたい

長い間あたり前のように
歩いてきて
今になって純粋に
ありがたさを感じている

田舎の道をおじいさんがうつむいて
おばあさんが腰をねじって
歩いている

つらい労働を重ねた結果だろうと
想像している

2014年3月4日火曜日

春が来た

春になって
夕方が長くなった

春だ
ウクライナはどうなるのか
心配だ

政治
領土
国の方針

生まれ育った地域
と政治の領域

個人の尊厳
国境
併合などはむしろ
島国に育って

良かったかもしれぬ


2014年3月1日土曜日

もう3月だ

この前正月だったのに
もう
3月の春が来ている

急がないと
間に合わない
この
時間の流れは
速い

速すぎる

悶々としている人や
悩んでいる人

急がないと老人になってしまう

2014年2月22日土曜日

ようやく雪が止んで

急な降雪で
混乱した日々も
ようやく落ち着きました

受験生の心境は
穏やかではなかったと思います

ただでさえ
緊張でおなかが痛い
咳が出る

だから試験は5月のさわやかな時に
できないものか

そうなると
落ちた時にいやな夏休みになって
それも大変か
などとあれこれ思案橋

2014年2月18日火曜日

雪が横になって

窓の外を
雪が真横に
流れている

二月だ
日本の寒い季節

花は咲いているが
春の花ではない

そよそよと風の吹く夕方
静かな海岸で

冷えたビールを
飲みたい

2014年2月17日月曜日

立ち往生

軽井沢
群馬
山梨でも雪で
トラックが立ち往生

そういえば敦賀と武生の間で
国道8号線に大雪が降って

味噌汁の炊き出しがあった
車は燃料が切れると寒い

最初の車が動かない
次の車も動かない

そうして夜になり
燃料が消えて

3日もたつとフラフラになる

2014年2月16日日曜日

味噌煮込みうどん

乾麺ではなく
半分生めんで
久しぶりに名古屋で

昨日は雪
今日はいい天気

名古屋名物
味噌煮込みうどんにするか
風来坊の手羽先か
葛西が銀メダルで

名古屋は寒かった

旭川ラーメンは魚のだし
でしたが
猫舌の私には
ちょうど良い味でした

2014年2月14日金曜日

腰のフラメンコ

ロシアのプルシェンコ選手が
腰が痛くて
我慢して

滑っていたが
とうとうギクッという音で

練習を止めて
そのまま棄権した

痛かったのだろうな

こちらも同病
お互いに哀れむ

これをあちこちで言おうと思って
出かけていったが
プルェンコという名前すら出てこない
老化 したの?

2014年2月13日木曜日

悲劇

楽しく参加する
という
ことはなかなかできない
と思う

日の丸を振って
村中が応援するのだから
村の人たちが
ロシアまで出かけていくのだから

選手なら負けられない

オリンピックというと
「オリンポスの果実」
だが

東京オリンピックの
円谷選手も忘れられない

2014年2月11日火曜日

氷のオリンピック

氷や雪の上を
包丁のような靴を履いて
くるくるくる
と回転する

立って歩く人類にとって
もともと能力外の難しいことばかり

うまくいけば金メダルだから
人生を背負って歯を食いしばって

かかとや腰や膝にかかる重い負担
疲労が蓄積されて
こころも萎える

「ウインタースポーツ」という言葉は
さわやかでは
あるけれど

2014年2月9日日曜日

またもや昔の映画を観ていて

熊のぬいぐるみの
テッド
有名なテデイ・ベア

ボストン郊外の
レンタカーの支店長の
年収3万6千ドルというと

ステーション・ワゴン
あれはビュイックだろうか
ウッドパネルのボデイで

ベアと別れてくれと言われて
困っている

別れはつらいし

外は雪が降っている

2014年2月8日土曜日

東京の雪

テレビで東京の雪の報道を見ている
9万2千人が飛行機に乗れずに。168人のけが人 1万件の停電
革靴で坂道を歩いている人
千葉駅前、桜木町、目白通り、練馬区貫井の坂道
トラックがもがいている
夏タイヤは空回り

そういえば56豪雪でぎっくり腰になった
大屋根には2メートルくらい
雪があった
風が強くて穴を掘ってしばらく
しゃがんでいた
屋根の上は怖かった
しかし誰も助けてくれない
ようやく立ち上がった
遠くに始めてみる風景が広がって
しばらく見惚れていた

あの時は自衛隊に心から感謝した

2014年2月5日水曜日

凍っている道路で

白い雪が
キンキラキンに
踏みしめられて

その上を
みんなが
丸いタイヤで走る
車の列は向こうの橋まで
えんえんと続いている

前の車が止まる
私も止まらないと

急に止まると車は滑るから
そろそろと
止まる

あたりは真っ白な吹雪
サンタクロースがトナカイのそりに乗って
飛んでくるような朝

2014年2月4日火曜日

ユキだ

とうとう 節分に
雪が 降って
あたり 一面
真っ白
車は バリバリ 凍って 

そろそろ広沢虎三の浪曲を
聴いてみようかな
浪花節を一度
きちんと聴かないと

それと
妻は夫をいたわりつ
夫は妻をしたいつつ
「壺坂霊験記」
頃は6月 中のころ
夏とはいえど 片田舎




2014年2月3日月曜日

節分の夜

雪がない節分なんて

標準語で話す
なまはげ
みたいなものだ

寒い冬に鬼がやってくるから
赤い鬼と青い鬼に豆をまくのだ

高見順の詩集「死の淵より」を読む

死を超越していない
吉行淳之介が批評した

・・帰れるから旅は楽しいのであり・・

誰も死にたくないよ

2014年2月2日日曜日

金沢 東茶屋街

良い天気で
東茶屋街へ立ち寄る

ランチをどこかで
とおもって
ふらりと入った
加賀野菜のランチ

生まれて初めて
自分が牛になったような
いや自分が馬になったような
そのですね
人参もあった

やっぱり人は
たまには「ホルモン焼き」も必要だわい

2014年1月31日金曜日

さまざまな

事が起きて
いろいろと
悲しみ

また喜び
戸惑いながら

ずぶ濡れの
腰痛を抱えて

歌を歌いながら
あるいて

います

2014年1月30日木曜日

暖かい朝

最近
アイスキャンデーのように
凍った道の朝が
すくない気がする

横断歩道で
滑って転んで
小学生が騒ぐ
ような朝も
すくない気がする

節分になると
雪が硬く白く
本当に寒い夜
だった
ですが

2014年1月29日水曜日

魔鏡だという

青銅の鏡
ピカピカに磨いて

太陽を反射して
背面の模様を映し出す

これが
魔の鏡だという

チャンネルを変えると
エルビス・プレスリー

ハートブレイク・ホテル
ブルー・スエード・シューズ

これもいいな

2014年1月28日火曜日

暖かい


今朝の新聞
元上司が亡くなった

その人の送別会は
15年前
私が幹事で司会をした

スモーカーだった
灰皿を贈った
「これから死ぬまで煙草を吸います。みなさんありがとう」
という挨拶で去って行った。
75歳だから、ちょっとはやいか。
あれから
ずっとタバコ吸っていたのだろうか。
80歳まで生きたら良かったのか。
ちょっとわからないのだ。

2014年1月27日月曜日

炭水化物を止めると長生きすると

ベーコンとほうれん草のいためもの
サーロインステーキ
野菜スープ

お米をやめて
パンをやめたら
長生きするという話
どうなのか

肉を食うのはいいことだ
コメは栄養があるから
日本人にぴったりだ

鎌形勲教授(農学博士)は僕に言った
ただカルシウムは外から摂取しなさい
錠剤で

2014年1月26日日曜日

東京家族

雪がはらはらと舞っている
燃えないごみを出して
少し焼酎を飲んだ

「東京家族」を観た
明日の朝まで持てばよいというのだ
親の死を思い出した

苦しむことがないのは幸いだ
家族みんなに逢えたのだし
世の中にはまだまだ不幸な
家族は いっぱいいる

今度はこっちの番だ
覚悟はできている
仕方ないさ
いつのまにか強くなったものだ

2014年1月25日土曜日

まるで春のような

土曜日の午前中は
暖房機器が届いた
壊れてしまって
なかなか点火せず

今日の新しい機械も
なかなか点火せず
付けたり切ったり
燃料が届いてないはずはない
ほどいて、ばらして
据え付けにきた店員さんが
あちこち電話した
どうして点火しないのか

電話の向こうでは
ひたすらスイッチを押せ
という指示
そこで
ちょっと多めに燃料を入れてみると
うまく点火した

原因は良く分からない
みるみる熱くなって
やれやれ
しかし外は春のような日

2014年1月24日金曜日

地震だ

今日の15時過ぎ
ずんと
響いた地震

震度2というが
はじめて感じた固い感じ

なにか硬い
冷たい感じのずしんと重い

これはちょっと違う
いつものレベルではない

つまり 私が
これまで知っている地震ではなく

成人になった地震と
いう感じ

2014年1月23日木曜日

永遠に美しく

メリルストリープ
ブルース・ウイルスの映画を観ていて

永遠に美しく
という題名に気が付かないでいて

階段から落ちて
首が曲がったところで

あれれ
観たことがあるぞ
と気が付いて

それも何度か観たぞ
おなかに穴が開いて は
I had hole  ストマックといった
あるいは ホールドだったか

別の観かたをすることにした
大きな門、洋館の天井
大理石の階段と暖炉

不老長寿の薬のこと

2014年1月22日水曜日

整形外科から帰ってきた

ちょっとブログさぼって
スミマセン

月曜日は整形外科へ

医師がこれはどう
これは痛いですか
診察台で足を回転させ
腰のあたりで
ポッキンと変な音がした

それから痛み止め薬をもらい
体操して
湿布薬をもらって

なんだか楽しくなって帰りました

2014年1月16日木曜日

路面が凍結している

朝の道路は
黒く
別に異常はないようだが
実は凍っている

センター試験のころには
車が横を向いていたりして

ブレーキを踏んで
5メートルほど滑ったり

冷や汗ものだ
汗といえば

料理屋三船「赤い地獄鍋」
汗かきオン・ザ・ビーチを見ている


2014年1月13日月曜日

どんど焼き

今日は神社で
どんど焼き
雪の福ちゃん
正月の飾りもの
持って出かける

このように新しい年が
日常に戻っていく

人は死に
人は生まれ

地球は回っている
酸素を吸って水を飲み

白い息を吐きながら
電車に乗る

電車は同じ線路を走っているが
新しい年がすでに動き出している

僕はときどき七味を
振りかけ過ぎて
後悔している

2014年1月11日土曜日

雪が降る 

アダモがうたう
「雪が降る」
若いころしびれました
今は腰がしびれている
あなたは来ない
雪は降る

トンぶらねージョ
とぬびあんどぱすそわ

そもそもトンブラとはなにか
銀ブラならわかる

Tombe la Neige
Tu ne viendras pas ce soir

Tombe la Neige
Et mon coeur s'habille de noir

Ce soyeux cortège
Tout en larmes blanches
L'oiseau sur la branche
Pleure le sortilège

Tu ne viendras pas ce soir
Me crie mon désespoir
Mais tombe la neige
Impassible manège
なんだそうなのか
日本ではこう聞いた
雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に
むなしい夢 白い涙 鳥はあそぶ 夜は更ける
あなたは来ない いくら呼んでも
白い雪が ただ降るばかり  ララララ ラララ
腰のフラメンコ

2014年1月8日水曜日

ああ はやいはやい

昨年は
重いものを持って腰が痛んだ
今年は
まあなんとか動き出したが
はやいはやい時間の流れ

誰かのウイルスでも もらったのか
おなかが悲鳴を上げた正月だった

サッカーのホンダが
イタリアで頑張るのだ こちらも 
頭はボローニャでも

心は カルカッタ
体は ネコロンビアで

ちょっと調子が出ない
トロイのヘレン
という感じですわ

2014年1月4日土曜日

また正月が過ぎて

テレビで海外出店数ランキングをみている

味千ラーメン 1位 689店
吉野家     2位 630店
モスバーガー 3位 316店
ペッパーランチ      4位 155店
とんかつ新宿サボテン 5位 119店
カレーハウスCoCo壱番屋 6位 110店
やよい軒   7位 108店
8番ラーメン 8位 107店
元気寿司   9位 90店
居酒屋和民 10位 80店 
大戸屋 11位 73店 
牛角 12位 45店
丸亀製麺 13位 40店
らーめん山頭火 14位 26店
博多一風堂 15位 24店

2014年1月3日金曜日

大学箱根駅伝

東洋大学「優勝」おめでとう

それにしても4年生になると顔つきが違うなと思った。
明治大学の廣瀨大貴選手、4年間連続6区の山下り。区間新記録を上回るペースで
5位に。区間賞となりました。

目が澄んでいて、しっかりした走り。感心して見ていた。
するとアナウンサーが解説した。

高校3年に母が病気で倒れ
大学駅伝さあこれからという時にお母さんが亡くなった。
箱根の山のコースそばに遺影をおいて・・・
これで新年初泣きだ。

子どもが晴れの舞台に出ているのに、そこに母はいない。
おかあさんは、必ず天から見ているよと思うと、また泣けた。
それで、この選手の目が澄んでいる理由が分かった気がした。

駒澤大の窪田選手も「一礼」して涙ぐんだ。さわやかな正月だった。

2014年1月1日水曜日

さあ ことしも きばる で

今年の年賀状は速かった
郵便局が頑張ったのか
年賀状そのものが減ったらしいけど
天気も良かった

「孤独のグルメ」を黙ってみている
そういえば池袋で生姜焼き定食を注文するとき
同じ気持ちだった
一人で行くのは好きではない
客が多いと何を食べているか分からなくなる
ごちそうさま
勘定を払おうと立ち上がると
「今日はコーヒーサービスですよ」
振り返ると岩下志麻そっくりのおかみさんが
妖艶に微笑んでいる

私はすぐに席に戻った
私の19歳の冬だった
なにはともあれ新年あけました。ので。