2018年6月9日土曜日

ランボー

フランスの詩人


「朝の思い」
夏の朝
四時
愛の睡気がなおも漂う木立の下
東天は吐き出している
楽しい夕べのかのかおり

(これは中原中也の訳)

ランボーはすごいな


吸い寄せられた新聞のコラム
その結末は
朝四時
亡くなった五歳の女の子の
起きる時刻だったと

虐待死したその記事に
ランボーの詩を重ね


私を吸い寄せた
この読売新聞の記者
なかなか
のものだ

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