ずいぶん前から詩人広部英一の
「もくしゅく忌」に出席しようと
詩編を選んでスピーチの練習をしていた
2時間前になって 何もかも
投げ出したくなり
急に気分が悪くなり
それで欠席してしまった
それでも近くまで行ったのだが
しろつめ草と子供たちは読んでいた
あのレンゲソウのことを
もくしゅく というのだな
貰った詩集を何度も読み返していたら
ますます背中が寒くなって
それはこの詩集「 畝間 」が
死者との対話だったので
生前よく仕事で目の前に座っていた
眼鏡姿を思い出して
ぼくより20歳年長だった
生きていれば92歳だ
思い出すと いろんな過去が
嫌になった
死のことも
生のことも
それでひたすら我慢して
眠りこけていた
寒いようで暑い
変な日だった
まいった
死者は生者を惑わすなかれ
だったか
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