2014年9月19日金曜日

陽が短い

昔50歳の上司が
30歳の私に言った

君はまだ若いから
秋の風やら紅葉やら
肌寒い風が好きだろう

しかし私は
死に近い場所にいるから
早く春が来てほしいと
本当に願っているのだ

暖かな春こそ
生きる者へのプレゼントなのだ

その当時はそんなこと
鼻で笑っていた

ところが昨日急に
夕暮れを見て
ああサミシイと思ったのだ

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