お正月になると
床の間やら
神棚に鏡餅を供えて
玄関も飾って
昔の僕の家には
井戸の神様
蔵の神様
おくどさん
竈のかみさん
ご不浄の神さん
それぞれにお札があり
お餅、みかん、裏白 がまつられてあった
着物を着た
いつもと違う表情の祖父や祖母
父や母が足袋をはいて
かしこまって
息子の僕にまで
あけましておめでとうございます
というので
そういう日なのか
と毎年少しづつ
慣れていった
ことを思い出す
もちろんテレビなどはなかったから
午後になると
白い雪が積もって
寂しかった
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