年賀状を書く
喪中で 欠礼するという
多かった
親が まだ 生きていたのか
なあんだと いじめたくなった
だけど
今まで親が 生きていたのも ご苦労様と同情した
親は早く死ぬがいい
そうすれば 子供は いつまでも 親を慕う
親も嬉しいだろう
だが親になってみれば とことん生きて
ざまあみろと 笑いたい
なにしろ
嫁が姑になる なら
親だって 出世したい
鬼親になりたい
年賀状を書く
喪中で 欠礼するという
多かった
親が まだ 生きていたのか
なあんだと いじめたくなった
だけど
今まで親が 生きていたのも ご苦労様と同情した
親は早く死ぬがいい
そうすれば 子供は いつまでも 親を慕う
親も嬉しいだろう
だが親になってみれば とことん生きて
ざまあみろと 笑いたい
なにしろ
嫁が姑になる なら
親だって 出世したい
鬼親になりたい
大便は だあべん
小便は しゃおべん
似ていますね
日本と中国
どうして争うか
私は言った
近くにいると喧嘩するのさ
おかしいね 張さんは言った
私たちは 水餃子を食べた
日本は どうして焼くのか
私は言った
餃子は焼くものだ と聞いている
変ですね
張さんは言った
まあいいでしょ
あれから40年たった
私たちはあの時 飲んで 歌った
はるぴん はるぴん はる ぴん ぴん
はるびん びん びん だと
もう政治は いらないのではないか
餃子を焼くか 水餃子にするか
を 議論すべきではないか
灯油と言う漢字は ロマンチックだ
寂しい漁村に波が寄せ
正月になれば 都会に行った子供が
帰ってくる
親は温かくしてやりたいから
灯油を多く買う
孫はパソコン ばかり いじって
ことしは来ないと言う
そうなると大変だから じじいは
最新のウオシュレット
帝国ホテル同等の 最新の
便座を温めて 待っている
やっぱり寒いから いやだ と言う
これで 肥料の循環が切れた
なんでわからないのだ あほ
征露丸 鴎外だって 野菜を食って
日露戦争に勝ったのだ あほ
ああ あああ しかし
あの北の国に いま暖房はあるか
大油田はあるらしいが
自分の時間を大切に使おうと思う
国は 戦争や戦争の準備はやめて ほしい
右も左も 思想ではなく普通の気持ち
吉田茂は考えたのさ
アメリカに守ってもらおう
占領されても
お陰で 昭和は 長く 平和だった
税金で ミサイルを買うのは 反対だな
ぼくは老人だから
若い人のために 反対する
うまい酒飲んで 歌を歌って きた
せっかくもらった命 地球の 青い水飲んで きた
白い雲を眺めて
短い ヒトの生涯を楽しみましょう
鳥や動物 蛇を除けば そんなに悪い奴は いない
バッタやイナゴは大発生さえ しなければ
熊もサメも 熊の胆 ふかひれ でいただく
さあ 人殺しは やめろ
人は 必ず死ぬのだ
小学校で 同級生 二人が 泣きながら
喧嘩をしていた 一人が噛み ひとりは首を絞めて
ぼくたちは 怖くて帰った
2時間後 学校へ見に行くと まだやっている
今度は 一人が首を絞め ひとりは噛んで
女先生が来て バケツで 水をかけて
「ひまわり」あの映画を よくみてください
若いころ
詩集を出して 得意になっていたら
栃木の詩人 霧林道義さんから
手紙が来た
きみも とうとう このような
詩人レースに参加して
なさけない ことだ
何をしているんだ
困ったことだ
ひとりで 風の中に
立っていなさい
叱られた
詩人になるのは 詩を通して
自分の人生を確立することだ
詩集を出して賞をもらって威張ることではない
詩人賞の投票用紙が届き
推薦してほしいと言う詩集も届く
数票差で次点になった 可愛そうな人に
まだ ぼくは 霧林さんのように
注意できない でいる
ということは ぼくは
まだまだ だめなのだ
やはり 特選 優秀 優 良 可
不可は やりなおし
人生を ですか いいえ 詩の行を
それなら よかった
本棚に 子供たちの 盾がある
読書感想文 優秀賞
そういえば
太宰が芥川賞を欲しいと言った クダサイ
きみに高村光太郎を あげる
草野心平は書いた
高村光太郎 賞 の字が抜けていた と
山本和夫は、「戦争」で文芸汎論詩集賞
杉山平一も、「夜学生」で
二人とも優しい人だった
ぼくとよく似ていると
杉山さんは、突然 詩集と手紙をくれた
うれしかった
出したい人から
喪中欠礼の挨拶がえらく多かった
一度飲みましょう
という楽しい年賀状があった
奥様から はがきが来た
7月に亡くなったと
それじゃあ どこで飲むのか
当分 延期だが そのうち連絡があるだろう
便利な世の中になった
電波さえ届けば
宇宙でも会話できる
「大黒屋光太夫」の漂流記
を読んでいる
餅は餅屋というが
餅ばかり並んでいて
僕の好きな団子は休み らしかった
鏡餅は 床の間では
セロハンにくるんだまま にしてください
でないと ひび割れ します から
みると 乾燥剤が入っている
乾燥すると ひび割れする のに
そう思ったが黙っていた
僕は頭の中で 保湿剤を想像した
やがて 鏡開き のことを想像した
割るではなく 開く
剣道や柔道の 初稽古の後で
子供たちが 道着のまま ぜんざいを食べる
そういう少年時代も いいな
餅は普通に飾ればよい
ひび割れても いい
そう思ったが黙っていた
サンタは寒い国へ 帰っていった
不景気で プレゼントも少なかった
空路ではなく 駅に並んで切符を買っていたという
あれは学生アルバイトのサンタだ
プラカードを下げていた
芥川の「歯車」の世界と ぼくは違う
芥川賞はもらえない が それでいい
歯車は見たくない
ぼくの「閃輝暗点」は消えた
ありがたい