庭に植えた野菜の花を蟻がちゅうちゅう吸って
被害が出るので
重曹と砂糖をパウダー状に擂って
蟻はそれを喜んで食べ
胃の中で重曹が膨らんで
排泄できず蟻は死ぬらしい という説と
蟻酸は重曹と化学反応を起こし 蟻は滅亡する
というのがあり ただわからないように すりつぶす
あとで見に行くと
蟻たちは緊急警報が出たらしく いない
あれほど群がっていたのに さては
本部で 滅びた のか
今頃 慌てて 禁止令を出した か
うす曇りの 嫌な日でしたが
庭に植えた野菜の花を蟻がちゅうちゅう吸って
被害が出るので
重曹と砂糖をパウダー状に擂って
蟻はそれを喜んで食べ
胃の中で重曹が膨らんで
排泄できず蟻は死ぬらしい という説と
蟻酸は重曹と化学反応を起こし 蟻は滅亡する
というのがあり ただわからないように すりつぶす
あとで見に行くと
蟻たちは緊急警報が出たらしく いない
あれほど群がっていたのに さては
本部で 滅びた のか
今頃 慌てて 禁止令を出した か
うす曇りの 嫌な日でしたが
蒸し暑い日だった
書き始めた原稿に手を入れて
胃が痛くなる
いろんなことを思い出しながら
50年ほど前の 駆け出しの頃
のことを書いている
書架の整理に1か月かかった
ようやく自分の机に向かって
文字が書けた
時間を気にせず
追憶に浸るのは楽しい
と思うようになってきた
午後は大きくなりすぎた木犀の剪定
葉を細かく切って腐葉土の箱に入れて
ひよどりがぴいぴい
私の後ろを歩いている
四月は残酷な月だ
詩人は言いました
T S エリオット だったか
4月は残酷な月だ。記憶と欲望をないまぜに
春の雨で鈍い根を
刺激する
ああ 五月晴れだ
庭木を伐って 枝も細かく腐葉土の箱に入れる
おまけに左の中指の先を ちょっと切った
剪定ばさみで 枝を思い切り
痛かった すぐ 水で洗い テープを貼って
はさみで指を切る 3ミリだった
まあまあ 鳥も来たから 機嫌治して
散髪に行った
5月の連休に散髪だ
静かな良い日だった
テレビは 高速道路の渋滞と地震を映していた
ロシアの戦争と行方不明の少女
知床の遊覧船の沈没と
車は30度になっていた
ついこの前は マイナス2度で
薬缶でお湯をかけていたのに
人生は駆け足だ
と思う
いろんなものを植えた
きゅうりとししとう
あまなが と ごーや
ねぎ エンドウは大きくなった
チューリップは終わり
庭木が一斉に新芽を吹いている
鳥たちも朝から ぴいぴい 啼いている
畑に自慢の腐葉土を入れて
今日も見回り奉行は
畑に出勤する
さあ 今日はなにしようか
先に退職した人たちは
どうしていたのだろう
10年も前から同級生は家にいて
悠々自適というが
この孤独な現実と
どのように耐えてきたのだろう
すでに亡くなったのもいるよ
どうするよ
さあ原稿を書こう
書くしかないのだ
書くぞ
ずいぶん偉いひとから
手紙をもらっていた
有名な作家や詩人
詩集を出した時、3つの新人賞の最終選考に
残っていた
思い出した
詩集を出して賞をとるレースに明け暮れる
そういう道をたどってはいけない
尊敬する詩人が手紙をくれた
審査員に媚びて賞を貰う
好きなことだから 愛想笑いは しなかった
部屋を掃除して書評を読んでいたが
審査員は みな亡くなって
思い出すら かちんかちんの粘土
外は雨になって
忘れていた記憶がよみがえる瞬間
寒気がする
地中に眠る人たちの
たくさんの本に囲まれ
呼吸がつらい
詩人の仕事は ひとつ
ひとびとを幸せに
この世の様々なことを美しい言葉で描写する
なかなかそうはいかない
ある夜
長谷川龍生が話していた
いまさらにして 新しい発見の日
夏のような日が続いている
ウクライナの戦争も
上海のコロナも続いている
きゅうり苗に かぶせる ビニールを買う
ホトトギスが 啼いている
ほーほけきょ というから
おもしろい 草むしり
ししとう 甘長 鷹の爪 ピーマン
20日間好きなことをしている
昨年剪定した キンモクセイのうち
大きいのが 元気がない
伐り過ぎたかも
書棚を整理する 廊下に並べて
手紙が挟んである
すでに 亡くなった人が多い
とうとう机の周りをかたづける
昔の年賀状が出てくる
すでに 亡くなった人
お元気ですか 今年もよろしく
とうとう退職です お世話になりました
しばらくは好きな俳句の会に
楽しそうに 書き添えてある
いやあ 高齢の鬱 になりそうだ
静かに机に向かうと
膨大な時間が 過ぎている ことに
気がついて
開高健の短編を改めて読む
初めて 作家の息遣いを感じた
万年筆の筆圧のようなもの
感じた
気が付くと雨は やんで