強い風に南京ハゼやカエデが吹かれている
落ち葉であたりは赤くなって
朝 職場に早く着いたので
塵取りに熊手
落ち葉をかき集め
あちこちに小さな山を作った
こういう気持も いいものだ
お昼まで せっせと働いて
弁当を食って外へ出ると
積んでおいた落ち葉は跡形なく
どこかに飛んで
「飛散」という文字が浮かんだ
上を見るとこれからが本番と言いたげに
まだまだたくさんの葉が
地上を狙っている
昔 暗い喫茶店で
見知らぬ人と相席となって
苦い顔で 週刊誌を読んだ
あれは最低の昼休みだったと
今思う
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