すごい音がバリバリと響いて
木が倒れ
みるみる丸太の束ができる
今日で30年ほど生きてきた木が
エンジンのこぎりで伐り倒された
春だというのに悲惨なこと
雪の重みで枝が折れて
みっともなかったが
ここまでやられるとは思わなんだ
仕方ないか
木も古くなって邪魔になれば
次の世代に切られる
そうさ邪魔になるから
これまで守ってきた傲慢な自分の考え
誰も寄せ付けなかった放埓や わがまま
知らぬ間に覚えた身のこなし
ああ気持ち悪い
それらを
すっぱり切って丸太を縦に
割って乾かして燃やして
そうだそうだ
若い人たちはその火に手あぶりで
暖かな未来を想像すればよい
笑って笑い転げて
朝まで楽しく飲めばよい
私もそうしてきたのだ
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