カリカリと刀を研いで
石を刻んで
月を釣り雲を耕す
釣月耕雲
雲の文字がどうもうまくいかない
なんでやろ
雲は対称で
安心していたから
ココロのゆるみである
などと思いながら
庭に咲く木犀のいい香りを
胸いっぱいに吸って
煙草なんて悪い
ただあのつらい時の一服は と
それもどうやら忘れて
幸いにも
酒も1週間断って
すごく 健康な精神で
にこやかに暮らしているが
製品が売れない工場主は
さぞ大変だろう
コスモスが咲きましたから
良かったらお立ち寄りくださいと
メールが届く
秋桜
百恵ちゃんの歌 さだまさし作詞
淡紅の秋桜が秋の日の
何気ない陽溜りに揺れている
此頃涙脆くなった母が
庭先でひとつ咳をする
母がコホンと咳をするということは
母が生きているということ
そういう時間もあったかもしれないが
あわただしく過ぎてしまった
ぼくの場合
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