誕生日であります
子供の頃
ガラス瓶に金木犀の枝を入れて
七夕の残りの紙切れに
お誕生日おめでとうと書いた札をぶら下げて
一人でお祝いをした
朝の庭に木犀が金色に咲いている
ぼくは
母より5年長く生きた
私もいずれ消えてゆくのだろう
空に鳥が飛んで行く
昨日の夕方は寂しかった
奥山に紅葉踏み分け啼く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき
だったか
秋は寂しきだったか
まあ仕方がない
暑い夏の次は白い秋
次は冬だ
また春が来る
地球は回っている
それだけで有難いと思う
今日は私の誕生日
なのだ
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