2023年1月7日土曜日

暖かい日

 急に雨が降り

暖かい朝

野鳥がやってきた

いつもと違う鳥だ

飛行機が爆破予告で緊急着陸した

物騒な話だ

飛んでいる最中だから

生きた心地がしない だろう

オミクロンも人類の戦争も

困ったこと

国家は 自分を構成している国民が

たとえ死んでも

眉一つ動かさない

誰かが言っていた

そういうものらしい

人間がいて

それから街や村があり

国になるはずなのに

国家というもの

どんな顔をしている

のだろう


2023年1月4日水曜日

御用始

 最近は 仕事始になり 今年は

それもやらない役所が

増えてきたらしい

ぼくは48年間で 初めて 御用がなくなり

歯医者に行った

クリスマス頃 奥歯に違和感があって

腫れて 薬局で塗り薬を買って

せっせと歯茎に塗り込んでいたが

怖い病気は 嫌だと

朝 電話したら20分後なら 診てあげると

天の声のように聞こえ 喜んで

出かけた

ぼくの事始めだ

どれどれ

ふうん 一度きれいにしますかね

といわれ

今年は 歯医者に通う

仕方ない 歯が痛いから

医者にかかる ことが 当たり前の

日本でよかった のだ

おまけに 老人は 安くなる

眼耳鼻歯 がんじびし がんじびし と唱えながら

ぱらぱらと雪の舞う 越前を

ぼくの車は 走っていく

のだった



2023年1月3日火曜日

通訳がいるなあ

初詣に行く

いろんなお願いをした

手を叩き 祈る

ぼくは 母の歳を超えた

どうか神様 母が元気になりますように

というお願いは もう 言わなくなった

どうか 病気に なりませんように

それに あまりに たくさんのことを

お願いしたから

よく 覚えていない

神様も大変だろう

県外ナンバーの車

いろんな訛りで 

中には外国人もいるだろうし




2023年1月2日月曜日

日露戦争で

 乃木さんと戦って

勇猛果敢だったのは

コサック兵で それはウクライナの

騎馬兵団だったと

僕はおぼろげな知識で

孫に言った

除夜の鐘が鳴る前に

孫は寝た

スターリングラードで

ナチスドイツに勝ったのも

ウクライナ出身兵で 

彼らが 軍の中心だったかもしれない

そこまで話す つもりだった

マトリューシュカ

ボリショイサーカスの熊

ウオトカ

トルストイやソルジェニツィン

ダスタエフスキイの国 

大きくて暴れないだろう

そう話す つもりだった

アンパンとか手榴弾

やめろやめろ

戦争は 殺し合い

わからんやろ

父は 帝国陸軍 敦賀連隊 の安兵団 

饗庭野で戦車相手に座布団を

竹の先につけて

差し込む訓練ばかりさせられて

昭和9年徴兵

最後は ビルマ

英軍の戦車が現れ 負傷したが

インパールから 帰ってきた

シベリアへ行った人は寒かっただろう

英軍は 割と親切だった

死ぬまで 薬瓶を箪笥の中に

大切に しまっていた

マラリアの発作のために





2022年12月31日土曜日

あけましておめでとうございます

 今年もよろしくお願いします

今年の目標は昨年と同じです

少しでも良い詩を創りたいな

ウサギ年です 飛び跳ねて

この前 19歳だったのに

歳月は人を待ってくれない

時に及んで 勉励すべし

親がいたころは

何も思わなかった

月が欠けても洪水がきても

何にも 感じなかった

野原には花が咲き

空には鳥がたくさん飛んでいた

大人たちは

みんな笑っていた

あちこちに集まって

なにかと理由をつけて

酒を飲んでいた

だから安心だつた

そのうち みんないなくなって

自分が おじいさんと

呼ばれるようになっていた

ゆっくり歩くようになり

もたもた話すようになり

あたりがかすむこともあった

老いという世界に

入っていた

らしかった

今年も生きていく















2022年12月30日金曜日

天神さんを

 床の間に飾って 今年も

玄関のかざりも うまくいった

ガラス窓 を洗って

半分を 右手で 拭いて

反対側にスライドして

残りを

左手で 拭いて

小学校の窓ふきを 思い出す

息を かけて はあはあ

チャイムが鳴ると 廊下へ移動したな

正午 Sさんが ジャガイモ

第9の合唱を 10年連続出場したらしい

ベートーベンも さぞ嬉しい だろう

歓喜 歓喜 歓喜

夕方 Mさんから カレイ をいただく

陸や海のもの

有難くいただいて

迎春準備は 順調に 

いきました はい





2022年12月28日水曜日

三国へ行った

 海を見ている少年と

海を見ているカメに

一年のお礼を伝える

毎年 三国の海に行く

はんぺんも買うよ

雨が降っている

三好達治がいた あの岬

よく行く

今年も行った

年賀状をポストにいれた

午後3時過ぎに取りに来ると

道の駅には書いてあった

だから全国の皆さん

私の年賀状は三国から投函した

白波は寄せて返すぞ24時

則武さんの詩

三国は いいな

良さを わかっていない 人も 多い

あんとう

おしま 浜地

いいな

埼玉の稲川君は2度も やってきた

いいなと言った

栃木の兵藤君も 2度やってきた

高見順の生まれた場所さ

荒い波のとんがった場所さ

誇れる場所さ

若狭のぼくからみても

うらやましい

場所だ