2018年9月30日日曜日

また台風だ

朝から
ゴーヤの棚を整理して
正午に雨戸しめて

私室にこもり
漱石全集を取り出し
第1巻

「吾輩は猫である」

初めて自分の机で
漱石を読む

恥ずかしいが
間に合うだろうか 死ぬまでに

それまで世俗の変なことばかり
付き合ってきて
そろそろきちんと
します
みなさんごめんなさい

2018年9月14日金曜日

祖父母参観の日

祖父母参観の日に
保育園に行く

教室の周りにぐるりと
じじいとばあさんが立っていて
孫の動きを見ている

私はまず
男女の数を調べて
うちの孫が疎外されていないか
もしも いじめ がいたら
後ろから近づいて
ネック ハンギング
とび蹴り かまして やろう

雰囲気を追って
隣のじじい の 表情を追う
隣は 良い時計
しかし 駐車場は
フェラーリもランボルギーニもない
ロールス も クライスラーも ないぞ
マドンナ も モンローも

自己紹介が始まる
おはようございます 私は○○の
おじいちゃんでございます
白髪で微笑む上品な老人
いよいよ 私の出番
じじい あんど ばばあ でえす
受けた
帰りに孫は
じじい アンド みんな 笑ってた
と告げた 
よしよし

2018年9月8日土曜日

台風と地震と

北海道の地震
すさまじい揺れ
地滑り

傷ましい
恐ろしい

早く平常に戻って欲しい

こちらも
強風で近所のトタン屋根が舞って
椎の木に留まって

これで10年間4回目
持ち主は 詫びを入れるが
怖いのだ
ガラガラと とんでくる
椎の木はこれで 3枚のトタンを捕まえた

この椎の木は丸岡のおじさんが
持参してくれた記念樹

だんだん大きくなって
少し伐ろうかと
それから3年の間に我が家を2回救った

去年、細かい枝が折れて かわいそう
ご褒美に 多めに肥料を 
鶏糞、米ぬか、油粕
元気になってくれよ

するとまた働いた
トタン屋根を抑え込んだ

えらい えらい
人間と同じ
まだまだ 活躍する

北海道 関空 岡山 それに熊本の地震 3.11の福島
がんばれ

2018年9月2日日曜日

日本のいちばん長い日

半藤一利が30歳ころの
文芸春秋の編集次長時代
朝4時に起きて書いた

さきの大戦の日本降伏の前後の
ありがたい著作

これによって
国民は
なにが どうなっていたか
よくわかる

著者の力量に感謝したい
幸いにも関係者が生存していた
良かった時代
の著作

いずれにしても活字と映像は保存しないと
すぐに時代は
物事を忘れるから

原子爆弾を17個作っていたこと
陸軍大臣の割腹
など