去年の3月
電話が鳴った
有名な教授から
仕事に区切りをつける
感動的な年度末を味わった
あれからはや一年
今年退職の方が
訪ねてこられた
視線は遠くに
思い出は尽きない
この25年いろいろなことが
ありましたね
外は春の風
時々冷たい雨
3月は悲喜こもごも
2013年3月30日土曜日
2013年3月22日金曜日
2013年3月20日水曜日
冬のタイヤを入れ替える
忙しいときや、ずぼらなとき、
スノータイヤの寿命が来て
捨てる年になると
5月の連休にも雪タイヤで
京都の町中を走って笑われて
今日、丹念に接地面を見た
3センチほどの釘が斜めに入っていた
あわてて抜いて、石鹸を塗るが空気は漏れていない
その横で小さな泡が絶え間なく出ている
それは、小さな点だったが、抜くと金色の金属片
久々のパンクだ
すぐにタイヤ屋さんへ3軒隣だから歩いて
すぐにぐりぐりと
ありがたい
おまけにボルトも5本買って
春に向かって
スノータイヤの寿命が来て
捨てる年になると
5月の連休にも雪タイヤで
京都の町中を走って笑われて
今日、丹念に接地面を見た
3センチほどの釘が斜めに入っていた
あわてて抜いて、石鹸を塗るが空気は漏れていない
その横で小さな泡が絶え間なく出ている
それは、小さな点だったが、抜くと金色の金属片
久々のパンクだ
すぐにタイヤ屋さんへ3軒隣だから歩いて
すぐにぐりぐりと
ありがたい
おまけにボルトも5本買って
春に向かって
2013年3月18日月曜日
2013年3月17日日曜日
2013年3月14日木曜日
アイス・スケート
前半うまくいっても転ぶのだ
勢いが足りないと回転しないし
氷の上に立つ靴は
頼りない鉄の刃で
きんきら滑る
うまくいかなかった人たち
うまくいった人たち
滑る滑る
自分で回る
自己中心で
勢いが足りないと回転しないし
氷の上に立つ靴は
頼りない鉄の刃で
きんきら滑る
うまくいかなかった人たち
うまくいった人たち
滑る滑る
自分で回る
自己中心で
2013年3月13日水曜日
2013年3月8日金曜日
黄砂に
またゴビの砂漠の
黄砂が降ってきているぞ
車が黄色だぜ
確か昔
ゴビで核実験をしたとか
そうなら放射能がある
もう一つはpm2.5という微粒子
昔は紙、お経、漢字、建築、思想哲学
文化・文明をもたらした中国
だった
黄砂が降ってきているぞ
車が黄色だぜ
確か昔
ゴビで核実験をしたとか
そうなら放射能がある
もう一つはpm2.5という微粒子
昔は紙、お経、漢字、建築、思想哲学
文化・文明をもたらした中国
だった
2013年3月7日木曜日
春ともなれば
あだ名の名人がいた
よく怒るブルドッグのような先生は
ばうわう
すごいな
私が白衣を着たとき
まるで散髪屋だといった
賢い
私はオートバイでさっそうと走り
ボリショイサーカスの熊みたいだ
といわれた
白髪の老職員に「エリツイン」
2分だった
子どもが生まれた人に
「ピストン」
天才だった
ガスコンロ ぼっと火がつく
瞬間湯沸かし器 かっかと燃える
ホーロー鍋 いつまでもぼんやり
自動販売機というのもあった
金を入れると動き出す
よく怒るブルドッグのような先生は
ばうわう
すごいな
私が白衣を着たとき
まるで散髪屋だといった
賢い
私はオートバイでさっそうと走り
ボリショイサーカスの熊みたいだ
といわれた
白髪の老職員に「エリツイン」
2分だった
子どもが生まれた人に
「ピストン」
天才だった
ガスコンロ ぼっと火がつく
瞬間湯沸かし器 かっかと燃える
ホーロー鍋 いつまでもぼんやり
自動販売機というのもあった
金を入れると動き出す
2013年3月5日火曜日
ムーン ウォーク
マイケルジャクソンのムーン・ウオーク
白塗りの
コウメ太夫
チクショー
56点だった
私もムーンを練習したのです
どうしても無重力にならない
どうすればよいか
子どもの頃
練習をしたことがあって
それはその場で動かずに
荷物を積んだ車を押す
それはうまくいっていたのに
白塗りの
コウメ太夫
チクショー
56点だった
私もムーンを練習したのです
どうしても無重力にならない
どうすればよいか
子どもの頃
練習をしたことがあって
それはその場で動かずに
荷物を積んだ車を押す
それはうまくいっていたのに
2013年3月4日月曜日
ワザイズム
わざわざ
作家太宰治は「人間失格」で、わざと失敗した自分の
鉄棒を少年に見透かされて、死にたくなります。気持わかりますで。
体操の時間に、その生徒(姓はいま記憶していませんが、名は竹一といったかと覚えています)その竹一は、れいに依って見学、自分たちは鉄棒の練習をさせられていました。自分は、わざと出来るだけ厳粛な顔をして、鉄棒めがけて、えいっと叫んで飛び、そのまま幅飛びのように前方へ飛んでしまって、砂地にドスンと尻餅をつきました。すべて、計画的な失敗でした。果して皆の大笑いになり、自分も苦笑しながら起き上ってズボンの砂を払っていると、いつそこへ来ていたのか、竹一が自分の背中をつつき、低い声でこう囁きました。
「ワザ。ワザ」
自分は震撼しました。ワザと失敗したという事を、人もあろうに、竹一に見破られるとは全く思いも掛けない事でした。自分は、世界が一瞬にして地獄の業火に包まれて燃え上るのを眼前に見るような心地がして、わあっ! と叫んで発狂しそうな気配を必死の力で抑えました。それからの日々の、自分の不安と恐怖。 中央公論社「日本の文学」より
作家太宰治は「人間失格」で、わざと失敗した自分の
鉄棒を少年に見透かされて、死にたくなります。気持わかりますで。
体操の時間に、その生徒(姓はいま記憶していませんが、名は竹一といったかと覚えています)その竹一は、れいに依って見学、自分たちは鉄棒の練習をさせられていました。自分は、わざと出来るだけ厳粛な顔をして、鉄棒めがけて、えいっと叫んで飛び、そのまま幅飛びのように前方へ飛んでしまって、砂地にドスンと尻餅をつきました。すべて、計画的な失敗でした。果して皆の大笑いになり、自分も苦笑しながら起き上ってズボンの砂を払っていると、いつそこへ来ていたのか、竹一が自分の背中をつつき、低い声でこう囁きました。
「ワザ。ワザ」
自分は震撼しました。ワザと失敗したという事を、人もあろうに、竹一に見破られるとは全く思いも掛けない事でした。自分は、世界が一瞬にして地獄の業火に包まれて燃え上るのを眼前に見るような心地がして、わあっ! と叫んで発狂しそうな気配を必死の力で抑えました。それからの日々の、自分の不安と恐怖。 中央公論社「日本の文学」より
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