2018年12月31日月曜日

12月31日 おおみそか

子供のころ神社へ行くと
明日の元旦の
初詣の準備に忙しく
大きな柱に
しめ縄が張られていて
なんだかとてもうれしい


夜になると
除夜の鐘を聞くために
頑張って起きていたが


結局 寝てしまい
眼を覚ますと


もう そこは お正月だった
いつも あの 5歳くらいの
気持ちになるから
不思議です
どうか
来年もいいことばかり
ありますように

2018年11月30日金曜日

ご無沙汰です

いろんなことがありましたが
元気でおります

輪島や七尾 富山へ
美術館巡りに
出かけたり
寒い日が来て
震えあがったり


毎日生きています


12月になるなんて

歳月は人を待たず


とうとう12月になりました
まあ何とか腰痛や老眼と闘いながら


日露戦争をようやく終わりました
司馬遼太郎


児玉源太郎
乃木希典 殉死


日本海海戦
旅順 ステッセル


三笠の爆沈
奉天 乃木坂 明治 大正 昭和


私のあたまも
おかしくなって きました


もっと 京都 ショパン トルストイ
うまい寿司 豆大福 にしきのあきら


茶碗 コーヒー そば うどん ゾラ
きんつば 水ようかん 糖尿か


甘い風の中を 走るサイドカー
ボードレール
いちょうの落葉 金木犀の肥料 など

2018年10月14日日曜日

秋晴れの墓参

ことしは雪が降って台風が来て
地震が来て(北海道に)
父母の墓参り
遅くなりました


大名町の交差点 たくさんのパトカー
高速道路入口まで 大野街道
10メートルごとに5~6人
若い警官の警護 ああ そうか
今日は 大変な 日 
高速では 何しろ前も後ろも 青いバス
機動隊 のような感じ
制限速度で 走る


敦賀を越えて小浜で降りるところ
間違えて 再度 はいり直し
父母の墓はありました のだ
水、 線香 花 と 墓参は終了


秋晴れ 焼き鯖寿司を買い
帰宅後 熱い風呂に
はいったのだ

2018年9月30日日曜日

また台風だ

朝から
ゴーヤの棚を整理して
正午に雨戸しめて

私室にこもり
漱石全集を取り出し
第1巻

「吾輩は猫である」

初めて自分の机で
漱石を読む

恥ずかしいが
間に合うだろうか 死ぬまでに

それまで世俗の変なことばかり
付き合ってきて
そろそろきちんと
します
みなさんごめんなさい

2018年9月14日金曜日

祖父母参観の日

祖父母参観の日に
保育園に行く

教室の周りにぐるりと
じじいとばあさんが立っていて
孫の動きを見ている

私はまず
男女の数を調べて
うちの孫が疎外されていないか
もしも いじめ がいたら
後ろから近づいて
ネック ハンギング
とび蹴り かまして やろう

雰囲気を追って
隣のじじい の 表情を追う
隣は 良い時計
しかし 駐車場は
フェラーリもランボルギーニもない
ロールス も クライスラーも ないぞ
マドンナ も モンローも

自己紹介が始まる
おはようございます 私は○○の
おじいちゃんでございます
白髪で微笑む上品な老人
いよいよ 私の出番
じじい あんど ばばあ でえす
受けた
帰りに孫は
じじい アンド みんな 笑ってた
と告げた 
よしよし

2018年9月8日土曜日

台風と地震と

北海道の地震
すさまじい揺れ
地滑り

傷ましい
恐ろしい

早く平常に戻って欲しい

こちらも
強風で近所のトタン屋根が舞って
椎の木に留まって

これで10年間4回目
持ち主は 詫びを入れるが
怖いのだ
ガラガラと とんでくる
椎の木はこれで 3枚のトタンを捕まえた

この椎の木は丸岡のおじさんが
持参してくれた記念樹

だんだん大きくなって
少し伐ろうかと
それから3年の間に我が家を2回救った

去年、細かい枝が折れて かわいそう
ご褒美に 多めに肥料を 
鶏糞、米ぬか、油粕
元気になってくれよ

するとまた働いた
トタン屋根を抑え込んだ

えらい えらい
人間と同じ
まだまだ 活躍する

北海道 関空 岡山 それに熊本の地震 3.11の福島
がんばれ

2018年9月2日日曜日

日本のいちばん長い日

半藤一利が30歳ころの
文芸春秋の編集次長時代
朝4時に起きて書いた

さきの大戦の日本降伏の前後の
ありがたい著作

これによって
国民は
なにが どうなっていたか
よくわかる

著者の力量に感謝したい
幸いにも関係者が生存していた
良かった時代
の著作

いずれにしても活字と映像は保存しないと
すぐに時代は
物事を忘れるから

原子爆弾を17個作っていたこと
陸軍大臣の割腹
など

2018年8月26日日曜日

芥川龍之介 歯車

数十年ぶりに
芥川龍之介全集を読んだ

中学の頃だった
教科書で読んで
さっぱりだった

なんだか偉い人だと
しかし
歯車はわからなかった

遺作だった
久々に読んで
良く分かった
難しくない
私が生きてきた
手探りの60数年を物差しにすると
簡単な感じがした


2018年8月24日金曜日

わはは

MRIを受けてきた感想は
やかましい

があーーがあーー
ピコンピこん

なんであんな音を
しかしですよ
終わる頃には頭がすっきり

続いて脳波

知ってる限りの野菜を言いなさい

よっしゃあ

とまと きゅうりなす かぼちゃ

レタス セロリ レンコン インゲン

あと出ない
人参ホウレンソウ 枝豆
そんなこと
家に帰ってから思い出した

頭にごりごり
接着剤で電極
今日は 何日ですか
知らんよそんなもの 夏の暑い日さ

終わりました
どこもおかしくないですよ
ああそう
どうするのそれで
僕の脳みその断片は

わはは わはは

2018年8月8日水曜日

ちょっとだけ

涼しくなってきました
どうやら

すこし
おさまりそうな
猛暑

シートベルトの金具が
熱で痛い

車のボンネットに
バターを置いて
卵と焼きそばを置けば

お好み焼きができる
ような幻想が湧きます
普通ではない地球
夏休み

2018年8月5日日曜日

原爆

エノラゲイ

一発の爆弾を積んで
廣島に向かう

トルーマン大統領の演説
京都に落とそうとしたが
反対したと

京都は知的な街
日本は戦後
反アメリカの国になるから
軍事施設を叩く
それで京都は中止

廣島、小倉、熊本、東京、新潟、横浜、大阪
名古屋、長崎、川崎、神戸、京都、呉、下関、山口、福岡、佐世保

アメリカ の あちこち の 図書館に
日記が残っていた

あの暑い日の
原子爆弾

中学の同窓会
一人だけ残り
全員がなくなっていた
恐ろしい

2018年8月2日木曜日

生まれて初めて

自分の脳みそを見た
CTという機械

横になって頭をこの黒いところに乗せて
その黒いものはどこ
その黒いものは自転車のサドルみたい
私の背中の下にある

係員は大きな声で
やや叱りながら
この場所に頭を置け

ハイと答えたが
靴は脱ぐのですか
そうです
手は腹の上 目を閉じて
それから 息は 止めるのですか
いいえ 普通に吸ってください
はい
それではすぐに 始めますよ
ああ始まったのだ
動かないで
ときおり不思議な音がする
ぴこぴこ

ああ私の頭は 輪切りに
すぐに終わる
診察室で見ると 私の目玉があった
これが私の 脳みそか
急に お腹がすいた

ようかんが食べたい
外は40度だった


2018年7月28日土曜日

日清 日露 大東亜

まだ定遠は
沈まずや
勇敢なる水兵

乃木大将の妻の悲劇
日本海海戦

上海事変
太平洋戦争
玉砕
特攻

廣島 長崎 原子爆弾の悲劇

空襲
戦争孤児

抜刀隊 226 515
軍閥

大政翼賛会

8月は
暑い

勝ってくるぞと勇ましく
死んで帰れと
妻や子が

日本の予科練
大学 理研

8月は暑い

2018年7月14日土曜日

暑いが朝晩には

ふつうは
暑いけれど
朝には不意に秋の気配がとか
いうものだけど

何を言う
早見優

暑ですね暑いです
38度

車で出かけようとしたら
シートベルトの金具が
暑くて

持ちきれない
暑い

ハンドルがよろめいて
ふらふら

今日は朝から草むしり
5時からやりました

イラ虫も取りました
灯油をかけて
植木鉢で焼きました

しかし暑い暑い
イラ虫に罪はないが
焼殺す
祇園祭だあ ああああ

2018年7月8日日曜日

洪水

子供のころ
村の半鐘がなって

怖かった
カンカンカンカン
土手が切れるぞ

やがて道路が川になり
家の中に水が入ってきた

ちょろちょろと入ってくる

母が新聞紙を丸めて
隙間に詰めたりしていたが

父がバケツに赤土をもってきて
敷居にドバっとかけて
ちょろちょろは止まった

そのまま寝ようとすると
畳は箱の上に積んで
床板は外して
仏壇はきちんと閉められて
大きな板戸に囲まれて
猫もちゃっかり
二階にいた

蔵の二階に寝た
朝起きると田んぼの向こうに
牛が死んでいた
飼い主がのこぎりで切って
かついで帰った

学校は泥だらけで
ずっと休み
うれしかった

2018年6月27日水曜日

謎の電話

どこに住んでいる
やあ久しぶり
同窓会開こうと
実家に行って
お兄さんに逢って
電話番号教えてもらった
連絡くれ

オレオレ詐欺か
緊張した

50年前にサヨナラした
中学の時の友達 しかし
50年も前だ
それを突然引っ張り出す
のだから

どうやっていた
社会生活は その後 
どうして 食いつないでいたか
なにしろ
エキサイトな 電話でした

2018年6月20日水曜日

地震はいやだ

どう考えても地震は
いやだ

先日
堆肥の箱
ふたを開けて

そこに
ヤモリの夫婦がいたのだ

しかし私は
そんなこと構わずに
ざらざらっと
板を移動して

彼らの寝室を揺さぶった

驚いただろう
気持ちよく将来構想を
語り合っていたのに

突然寝室が
揺れて壊れたのだ

それでお前
そうね子供たちの将来を第一に
もちろんさ

それが
がらがらっと崩れたのだ
だから地震は
本当に嫌だ

2018年6月9日土曜日

ランボー

フランスの詩人


「朝の思い」
夏の朝
四時
愛の睡気がなおも漂う木立の下
東天は吐き出している
楽しい夕べのかのかおり

(これは中原中也の訳)

ランボーはすごいな


吸い寄せられた新聞のコラム
その結末は
朝四時
亡くなった五歳の女の子の
起きる時刻だったと

虐待死したその記事に
ランボーの詩を重ね


私を吸い寄せた
この読売新聞の記者
なかなか
のものだ

2018年6月3日日曜日

毛虫

さざんかの葉の裏側に
また出たぞ毛虫

この前 薄い農薬かけた
効いてなかったのかな

よしそれなら
殺虫剤濃い目につくって
落ちてくる しかし
それは危険
ビニールの袋を敷いて30匹数えて
植木鉢に灯油数滴たらし
葉を集めて 燃やす
しかし火が消える マッチひと箱使う
へたくそだ
無人島なら死んでいるぞ

もう中止 シャワー浴びて
冷たいビールを飲む
32度の6月

2018年5月26日土曜日

偶然と

車が雪で傷ついて
塗りに行って代車が出て

それに乗らずに
我が家の軽に乗って
越前大野に出かけて
偶然ですが

そこでコーヒー飲んでいたら
携帯が鳴って

外へ出たら
10年前の友人と会い
話をして帰宅後
畑でとれたさやいんげんを
近所の女の子に届ける
これは去年の約束
なかなかいい日でした

2018年5月22日火曜日

駅前

駅前に行った
デパートや書店や県庁は変わっていない

電車がぐるっと回ってきたり
路地から路地に新しい店ができて
めん食らった

昔の友人と
焼きそば おでん 焼き鳥
サラダ 刺身 つくね
蛸 厚揚げ 
あと意識不明

わからない
食べ過ぎて
翌日 調子が悪い

いい天気だった

2018年5月19日土曜日

流しそうめんシステム

土曜日に
子供や孫が流しそうめんの装置を買ってきた

大変なことに
組み立てるのが意外と
難しい
水を入れて

そうめんを流して
循環させるのだ
その前に
そうめんのだし
ネギを用意して
孫はそうめんを次々に投げ入れ

私はせき止めて食うばかり
食って食って
せき止めると水があふれ
あたりはびちょびちょ

ようやく あきてきて
終わると
後始末

忙しい 腹がいっぱい
もう食べられない

そうめんの味なんて
まったくわからない

そんなことより
どういう風にしまっておくか
ぼやぼやしてると
6月がくるぞ

2018年5月6日日曜日

ゴールデンウイーク

甘長 ししとう きゅうり トマト 
ゴーヤ バジル 畑に植えて

青じそ ネット張って 金槌で指叩いて
ネットに足を取られて ころんで
31度 暑い日

車庫の棚から降りるときに脚立から
足踏み外して地面に叩きつけられ
腰を強打して作業は中止

ちまき 柏餅 いただいて
焼酎も ビールも ウヲッカも

そばも 冷や麦も ペペロンチーノ
ラーメン 餃子 焼きめし 担々麺 赤ワイン

シャンパン スコッチ  
庭で腐葉土の箱を ひっくり返して
虫やら いろいろ

連日 8時に眠って 朝4時に起きて
あられも降る 強風も 雨も
最後に「べにや」
いい旅館だった

2018年4月29日日曜日

冬の後始末

とうとう夏のタイヤに
入替え

てもらった
恥ずかしい話だ
自分でジャッキを差し入れて
交換するのが
私のモットーだったのに
車を入れ替えた時
交換してあげるという契約
アメリカみたいな社会になっていて
腰も痛いから甘えることにして
コーヒ飲みながら貧乏なのにセレブのような
ついでに丸1年ぶりに図書館に
思ったより狭く 混んでいた
文献を借りてきた
雪で車は傷だらけ
直せば高額そうだった
帰りはエンジンが調子よく
知らないランプが点滅していた
私が下りてもランプは消えない
しかし私は知らない
私は畑に行く 草を採り
風呂に入り ビールを飲み
8時に寝るのだ
私は5月の薫風を待っている
こうして私は冬から夏の切り替えを
済ませる

2018年4月24日火曜日

詩を

捨てたという友人が
送ってきた文は

やはり奥ゆかしさが消えていて
体当たりで

嫌な印象が残った

やっぱりどこか冷めていて
どこか燃えていて

人生の共感を
呼び起こす
モーツアルト レクイエムみたいな

まあ何となくわかってきたぞ
いぶし銀の
ワインのような
過去の思い出のような
しあわせな飛騨の山の

奥の村の
ほのぼのと
それでいて大きな
ケヤキのような

2018年4月23日月曜日

優雅な休日

土曜日は朝から
親戚の子供が生まれて100日の
宮参り
我が家は大騒ぎ
その夜は音楽会
マリンバが新鮮だった
幻想的な夜だ

翌日は
朝5時から畑を耕して
鍬を備中とともに水につけて

植木鉢をいろいろと入れ替えたり
豆のネットをうまく張って
草を採って

午後には美術館で
ノルマンデイの農村風景 よかった

2018年4月15日日曜日

クレマチス

昨日
植え替えたクレマチス
ぐったりして
かわいそうなので

新しいクレマチス
探しに行って

おしゃれな花屋
見つけて


クレマチスの安いの
探して

あちこち うろうろ

するとあまり流行っていない
植木屋の店先に

あった あった ありました
それは

昨年買った店
昨年買った種類

案の定
家に帰って  鉢をほどくと

丸まっている根っこ
自由にしてやりたい

みるみる時間は過ぎ
もう夜の7時になって

楽しい休日はおわり


2018年4月14日土曜日

雨になる前に

エンドウ豆が大きく育って
早くネットを張って

蔓が伸びてきたぞ

というわけで
朝5時に起きて
支柱を取り出すが

隣近所はまだ眠っている
支柱は隣家のそばに格納されている

やっぱり
カタカタという

そおっと
並べて3本を連結して
柱を4本

ネットを張って
ハイ7時だった

アメリカでは野球が燃えている
朝飯を食った

これが朝飯前というものか

エンドウは早速蔓をまきつけて
風に吹かれている

ああ 5月には
ししとう きゅうり なす ピーマン 甘長
唐辛子 鷹の爪

植えるのだ
5月の空が 待ち遠しい

2018年4月10日火曜日

冬タイヤ

いろいろと
忙しい毎日で
冬タイヤを交換していない

4月の9日になって
桜が散っても

大野に雪が降った
ほうらみろ

だから交換は
梅雨まで待たねば

本物ではない
梅雨なら雨で

雪は消えるだろうから
こういう話を おおきな声で

叫びたい
のですが

2018年4月1日日曜日

四月

四月は残酷な月だ

有名な言葉

ああ
四月がやってきた

試験
入学
新入生

新入り

それですぐに次の
新入りが育っているのに

おお
四月だ 漢字で 四月

誰が 4月を
スタートの 月に したのか


せめて7月とか 10月
できなかったのか

まあいいや

みんなあちこちで
苦労が始まる


今日から4月だあ
桜が咲いている

桜の木の下には
○○が埋まっている

2018年3月25日日曜日

久しぶりに

いい天気で
風は少し冷たく
車のエアコン付けたり消したり

世間と違って 機嫌もよく
ラーメンとカレーに迷って
まあ楽しく 孫とドライブした
しかし 嫌なことが起きた
まず大きな書店に行き
並んでいる ほとんど全部を 読んでいない
ことに気が付いた

CDはカラヤンとベーム 
ウイーン・フイル
モーツアルト・レクイエム
ショパン・夜想曲
ビートルズ
他は知らないのだ

私のこれまでは
一体何だったか

孫がぐずるので
じじいは当たり散らした
不意を突かれて 孫もあばれる
外は春なのに
どうして こんなに 私は わがまま
嫌になった

カント ヘーゲル エリオット ランボー
織田作之助 懐かしいな

2018年3月17日土曜日

風景

子供の頃
夕方

村から街への境の
小さな川まで
歩くのが好きだった

小学生の頃
土曜日の夕方
夕日を見ながら
歩いて

帰ってくると
おおきな鍋に
おでんが煮えていて
ちくわが好きだった

さあさ 早く お風呂に入って

母さんがいい匂いのタオルを
肩に ああ今から思えば
幸せな時間
テレビは鉄腕アトムだったか
ちろりん村とクルミの木 だったか

あの時の気持ちを
維持しようと思う

社会や地位や理論や
あいつはできる あいつは賢い
ねたみ そねみ 金持ち 貧乏
うらやむ 勝ち 負け 大きな家
頭を下げる 謝る 病気 心の病
全部 関係なく
あるいていきたい

猫がいびきをかいて 眠っている
夕日を浴びていると そう思う

2018年3月15日木曜日

気温

人間は
体温が大事

気温がちょうど良いと
気持ちもよくなって

山の近くに住んでいる人
くるまのエンジンン
の下に
もぐりこんでいる
ウサギを見たことがある

らしい
私も配電盤に
ネズミが入っていて
ミイラになっていた

電気の熱で冬を越す
電気工事の人は
どこの家でもネズミは
配電盤にいると

感電するのに
温かいからなあ
つぶやいていた
春だ
春だ

2018年3月9日金曜日

仕事で

責任を感じて
自死するニュースが流れ

暗澹たる
いやな気持

そういえば


命を絶った人
知りませんでは通らない

遺された家族
このようなこと
いつまで続くのか

かわいそうに
本当にかわいそうな人

2018年3月6日火曜日

春が来て

暖かな日が来て
寒くなり

雪が消えて
大雨になり

どうすればいいのか
雪で

亡くなった人や
コンビニの経営に苦労した
人たち

それで歌謡曲は
春のうららの墨田川と

ヒトラーもゲッペルスも
歩兵の本領

露営の歌
抜刀隊

西郷も
ひどい冬で

錆止めを買いに行く夢
その塗料は

自分を少しだけ前進させる
きがする

2018年3月1日木曜日

不幸な出来事

風呂に入っていたら
緊急電話で
親戚が危篤
あわてて病院へ
倒れた男の息子夫婦は海外旅行中
男の妻は県外で急に帰れない
しかも列車が鹿をはねて
停止中

あたりに誰もいない
てんてこ舞い
携帯電話は便利だ
海外から連絡が入ってくる

やれやれ人工呼吸器で
何とか維持

外は嵐
しかし
結局
還らないことになって
通夜、葬儀
あわただしい3月になって

2018年2月25日日曜日

雪が解けて

雨が降って
雪も消えてきた

雪の下から
無残やな

南天が折れていた
難を転ずると父母が植えていった

赤南天
少しは残っているが

この災難を
一人で引き受けたのか

丁寧に扱った
ありがとうね
なんとか元気になりました

2018年2月17日土曜日

まいった

重い雪と白い雪
顔は焼けて 南極探検隊みたいになって
救急車は通れず

足は腫れて紫色

雪の中でくじいた

ひどい雪だった

音もなく
しんしんしんしん

本当に静かにやってくる
怖いものだ

晴れると みるみる溶けて
小さくなっている

私が最高に興奮したのは
お風呂に入って そのお湯を融雪にと
ひらめき
お湯を車庫の前に運び
何度も撒いた

湯上りとはいえ雪の中で
バケツにお湯を汲んで

まいたまいた ひえた ひえた
翌日撒いた分だけ凍り付いていた

風邪をひかない分 まだましだ よかったと
笑い話になったが

風呂のお湯捨てないで
融雪に使うことを

真剣に考えながら 寝た

2018年2月6日火曜日

豪雪

37年ぶり
豪雪

この前30歳だった
当時は大屋根に上がって 雪を降ろした

今回とうとう 屋根に上がって

ただ低いほうですが やりました

雪がどどどど
と落ちるのに

今回は音がしない
それは ふかふか だから

気温が低いのだ

金沢は30センチ
福井は 1メータ37センチなのに

どうしてNHKは
雪のない金沢を優先するのか

10時間もトラックが立ち往生している福井県内
この現実

東京は どうしてこういう風に仕立てるのだろうか
実は 滋賀のほうが 料理はおいしい

だけど 京都が先
のような

要するに見栄えがよければ
予算が付くのか

2018年2月2日金曜日

寒い冬

長い寒い冬です

田舎の家は寒いだろうな
犬も外で

都会の家は暖かだろうな
犬も家の中で

だけど
田舎の家では子供たちが
布団にくるまって笑っている

都会の家では
子供たちが ひねくれて
帰ってこない

しかし それは どこも同じ
どこも同じ 寒い冬

朝まで みんなが幸せに
眠る冬 

でありますように

2018年1月28日日曜日

灯油を買いに行く

給油口は二つ
一つは老人4缶

その裏側は若い人2缶
もちろん若い人につく

すると老人は終わりかけ
迷ったが若いほうに

きっと釣銭でもたつく だろう
若いほうにつく

すると 若いほうは 1缶追加
あれええ

まあ いいや
案の定 老人は手袋を脱いで

雪の中に釣銭を落とし
ほうら見ろ やっぱり私は 正しい力あり

すると後ろからすごい怒鳴り声
おいどちらにつくんだ

あわてて振り返ると 後ろの奥さんが
後ろの じじいに怒鳴られている

奥さんは悩んでいた
私の後ろにつくか それとも あの釣銭のじいさんに か

奥さんは反撃した
どちらにしてもあなたの番ではないでしょう

なるほど
私は若い人の後で そそくさと仕事を終えて

車に飛び乗り家について
トランクが開いているのに気が付いた

人生は弱肉強食だ


2018年1月24日水曜日

整形外科へ行く

腰をひねって痛くてたまらない
座っていても立っていても

いてもたっても
いられないから

整形外科へ行って
受付に行く

問診票に書く

36年前に
ぎっくり腰をやりました

そのあと
マスクの女性が近くに寄ってきた
腰が痛いのね  って
聞いてきたので

知り合いかなと思って
そうなんよ
とういうと
あの場所でレントゲンを
といわれ
係員だった
全然知らない人だ

それから時間がたって
はい薬を出します
女医さんであった
背中をどつかれたが痛くない
ただ会計のときは なぜか
痛かった
ペタンと張って 痛み止め飲んで
寝ながら書いている
これを

2018年1月20日土曜日

雪で けんか は

するなと昔の人は
言いました

しかし 腹が立ってしまった
けれど

翌日雨が降って
春先のような気温になって

屋根の雪も跡形なく
車庫の前も
何にもなくて

腰の痛いのと
自治体の除雪費用 

数億円支出が
残されて

鳥は跳び
庭木も元通り

雪でけんかはするな
昔の人は偉い

2018年1月16日火曜日

除雪

56豪雪
あのときは20日間ぶっ通しで
屋根にも上り道路を除雪して
仕事場に行って

10時間は雪と戦った
1月の21日に入院した
ぎっくり腰で担がれて
その時に背負ってくれた
吉村さんも落合さんも 
亡くなった

しかしあのころは
雪と戦う 張りつめた 強い力があった
鎖を巻いて
どんな雪でも独りで 路地に入っていった
だけどいまは 除雪車も 本気ではない
うわべだけをさらっとなぞっている
やる気がない
第一あちこちで怒鳴りあう
星野監督のような人が いない

2018年1月15日月曜日

18歳のころの友人

急に電話が鳴って
大阪で会いませんか

あいにく
仕事で残念です

今度
休みに会いたいものです

その時
提案というか
アドバイスというか

このブログの背景が
図書をモチーフにしている

だから
文字が見にくい

という率直なご意見を
いただいた

60にして耳順う

機会があったら
塗り替えようと思います

率直な意見

ありがたいなあ

2018年1月13日土曜日

雪が

降って
真っ白

でこぼこの道
どうして進まないのか

20分の道を
2時間かかった

右折の信号は2秒
1台も動かない

だから
200メートルを1時間かかった
除雪車どこだ パトカーはどこだ

150件の110番があったそうだ
雪が降ると 体当たり

慣れているはずなのに
どうして混乱するのかな

雪ぐらいなんだ
雪の重さ

ああ なんて ひどい
だけど 真っ白

2018年1月11日木曜日

続 席を譲ること

稲荷さんへ行く奈良線のなかで
アジアの人に
席を譲られて

たじろいだ私は
たとえばパリの地下鉄で

フランスの老人に席を
譲るだろうか

比較文化社会論

なのか
それとも

文化人類学なのか
エゴイズムの
いや

公徳心の問題
島国の狭さ

しかしみんな伏見稲荷で降りて
手を合わせて拝んでいる

だからお稲荷さんは
偉いんだなあ
まてよ
車で到達できず再度
電車で参拝する私らのために
お稲荷さんが迎えてくれたのかもしれない
するとあの人たちは
神様の使者なのか
だから私との会話は
不要だったのか
今年はいいことがありそう
でっせ 




2018年1月7日日曜日

初めての出来事

新年の初詣りに
恒例の

京都伏見稲荷へ行く
しかし今年は
まったく車が進まない

長いこと辛抱して
しかしダメだったので
京都駅まで引き返し

電車で再度挑戦した
電車は10番線で込み合っていた

すると東福寺駅のあたりで
なにやら声がして

私を触る
亜細亜人のグループがしきりに
ここに座れと

席を譲る
4人掛けで全員立って
しきりに座れ座れという

私はありがたいが次で降りるから
まあご放念くださいと言おうと思うが

うまく言えない
後ろの人にどうですかという
しかしみんな沈黙の視線

どうやら周りはみんな外国の人
老人に席を譲るのは

あたりまえ
という感じ

こちらが断ったため白けてしまって
参った参ったと喜んでいる

こんなとき
サンキュー私は立っているのがすきで
という言い方をしたらと考えていたら
電車は稲荷駅につぃた のだ

ああなんと閉鎖的な
田舎者の私であることよ
こんなことで
どうやって人類
みな兄弟といえようか

そんなことより
私は じじいに見えたのだ
私はつい先日まで 
19歳だったのに

後期高齢者なのか



2018年1月5日金曜日

今年は

なんだか普段の生活に
うまく入っていけそう

お正月に食べすぎとか
夜更かしとか
テレビにべったりとか
あまり

耽溺しなかった
ことがよかった

そういうことか
正月が
大人の正月になったのか

大人の正月は
もっともっとすごい
はずだ けど

2018年1月2日火曜日

神棚

お正月になると
床の間やら
神棚に鏡餅を供えて

玄関も飾って

昔の僕の家には
井戸の神様

蔵の神様

おくどさん
竈のかみさん

ご不浄の神さん

それぞれにお札があり
お餅、みかん、裏白 がまつられてあった

着物を着た
いつもと違う表情の祖父や祖母

父や母が足袋をはいて

かしこまって

息子の僕にまで
あけましておめでとうございます

というので

そういう日なのか
と毎年少しづつ

慣れていった
ことを思い出す

もちろんテレビなどはなかったから
午後になると

白い雪が積もって
寂しかった

2018年1月1日月曜日

謹賀新年

明けまして
おめでとうございます

隣近所の猫が
新年のあいさつを交わして

その声で起きた

今年は戌年なので11114396.jpg

猫が騒いでいるのかな

今年も
良い年でありますように