2014年6月29日日曜日

大粒の雨に

きれいに除草した庭を見ていると

茶色の土が
みるみる大雨に濡れ
大地にしみこんで行く
大粒の雨

カレーを食べに行く
隣町のちょっと有名な店
なるほど美味い

神社に来て
せっかくだから
お参りしてくるか
夏越の「茅の輪くぐり」

静岡の三嶋神社で6月の末に
茅の輪をくぐったことを思い出した
あれから4年
翌日の江の島は海開きだった
今日ツバメが車庫に入ってきた

2014年6月28日土曜日

早朝は

庭の草むしり
毎朝5時から6時半まで
1回に畳3枚ほど

実はワールドカップ
朝のサッカー試合を観戦して以来
朝めし前に草むしり

家の周囲の雑草を削り取る
ミミズもいる
蚊もいる

蒸し暑い
バケツに6杯ほど

まもなく夏が来ると
暑くて暑くて草ぼうぼう

夏草や兵どもが
夢のあと
芭蕉はやっぱり偉大だなあ

2014年6月25日水曜日

眠い日だ

サッカーが負けて
午前中は
どうも面白くなかった

おまけに暑い日で
だんだんと
いやな気分になった

帰宅して
気分転換に歩き回って
不愉快になって

畑へ出て
ゴーヤの根元の草を抜いて
夕暮れに家に入って

気が付くと
口笛を吹いていた

コロンビア

朝の5時に眼が開いて
サッカー試合に間に合って
いきなりPKで
とられて

いやな感じ
そういえば ブラジルの初戦もPKで
審判もあれこれ言われていたな

前半終了間際に ぽろんと
うまくいって 同点だ
力だけではないのだ
テクニック 信じて

安心していたら
ぼこん ぼこん ぼこん

4対1で負けてしまった
もう出かけないといけない

2014年6月23日月曜日

畑の真似事

雨が降って草が伸びた
猫のひたいほどの畑の真似事

まず草を採り
さやえんどうの棚をはずし網をたたむ

エンドウの蔓が
まとわりついて2時間もかかって

すっかりきれいになって隣りのきゅうりが
楽しそうに
ぶら下がっている

人間も野菜も混むとストレスが増えるのだ
病気になると薬はなかなか効かない
あたりは真っ暗で唇を蚊に刺されて
ふくれて
変な顔になって

にやりと笑ってみる

2014年6月14日土曜日

訃報が多い日

土曜日のさわやかな朝に
訃報が届く


99歳と長寿だった
親戚のおばあさん


すると まもなく
別の訃報が届く


長寿だった
親戚のおばあさんの
妹の亭主


そうなると
土曜日にお通夜
日曜日にお葬式


月曜日にお通夜
火曜日にお葬式


親戚はしばらく通過儀礼で
あっち うろうろ
こっち うろうろ

2014年6月13日金曜日

寒い朝

六月の雨に
六月の花が咲く

井上陽水だったか
アジサイの季節

暑い日の冷房で
体がおかしくなってしばらくして

寒い日が来た
日本の街に大雨が降って

冷房よりも暖房が
いるんだけど

灯油もまだ入っているよ
北海道もきっとそういう感じかな

いやあ最近は異常気象だから

2014年6月11日水曜日

あの季節が来た

近所のおじいさんが孫を連れて
やあ
と笑いながらやってきた
いろいろと立ち話をしていると
腕のあたりがどうも気になるようで
何をもぞもぞ
しているのか
隣の家に毛虫が発生した
茶毒蛾らしい
退治してくれというので
木を伐った
すると最近は雨が降らないから
ふわふわ毛虫の針が風に乗って
両腕が かゆくてかゆくて
皮膚科へ飛んで行ったと
そこで我が家の
さざんかを観察すると
いたいた いましたよ
またも自慢のスミチオン取り出して
夢中で退治して

2014年6月9日月曜日

夏の野菜

きゅうり
トマト
おくら
ジャガイモ
ゴーヤ
バジル
ナス
すいか

小玉スイカ

落ち葉で作った
たい肥が栄養があって
草が生える 
すごい勢いで

2014年6月7日土曜日

海女の時雨

浜までは
海女も蓑(みの)着る時雨(しぐれ)かな

播州の俳人
滝 瓢水(たき ひょうすい)の句

海に向かう海女が雨に逢い
蓑を着るという句

海に入れば 濡れるのだ
雨に濡れてもいいじゃないですか
実はそうではない
海女にとっては海に入るのが仕事

海に入るまでは体を濡らさず
体を冷やさず
そういう心掛けが良い仕事に必要なのだ
ぎりぎりまで気を付けてがんばることが大事
という意味らしい

2014年6月6日金曜日

暑い寒い

28度が涼しい日なんて
どうかしている

中学の頃
衣替えの日に雨が降って
寒くて黒い学生服を着たいと
梅雨になるから
白いシャツは寒いのだが
おお神様
駅でマドンナさんに会う
マドンナさんの夏の制服に
心を持っていかれて

メンデルの法則も
慣性の法則も
ネスラー試薬も
連立方程式も

何にもわからない
青春だったぜい

2014年6月1日日曜日

熊谷守一

テレビをつけると
クマガイモリカズ

池袋からの帰り
池袋西武線の椎名町だったか

電車のドアががらんと開いたまま
スズメがちゅんちゅん
バアーと跳ぶ音が聞こえる
仙人と呼ばれていた
ここに住んでいるのかと想った

画家、詩人、小説家
やっぱり金持ちの息子が多いな
志賀直哉、太宰治
反動で貧乏人になった人も多い

目覚めた人は偉いというべきか
わからんねえ