2015年10月31日土曜日

落葉を

集めた
草と一緒に
ぬかを混ぜて
水をかけ
堆肥を作る いや
腐葉土というべきか


今年ぶんの余った鶏糞を混ぜて
さらさらの茶色の
手触りのよい
香りのよい土を作る


今年は多くの本の整理をした


古い本や
もらった本


それらはほとんど
著者がなくなっている
署名ばかりが鮮やかに
墨痕黒々と


ああ人生はそういうものだ
などと悟ったような
感じがする

2015年10月29日木曜日

困っている

会う人に共通の話題といえば


商用で泊まるホテル
空室がないんだ
観光客で満員


部屋がとれない上に
値段が上がった
朝の食事
ワイワイガヤガヤ
通り越して
弁論大会だ


大盛りの皿ごと
テーブルへもってっちゃって
みんなでわいわい食っている
こちらは一人だから
静かに納豆だけ食って
文化が違うのを
あらためて意識した


エレベータの中は
怒鳴りあい
びっくりした
困ったことだ誰に苦情を言えばいいか

2015年10月26日月曜日

とうとう

生垣の剪定を
朝10時から夜6時まで
休みなしでやりました

我ながら
水泳のおかげで
体力が回復し
腰の痛みも消えました

しかし
張り切りすぎて

切りすぎました
鳥が運んできたピラカンサスを少し切ったら
かなり大きく割れて

生垣が無残にも
格好悪く
そこに
見廻り奉行が来て
なんじゃあこれは

ということで
弁明に追われた日曜日でしたが

満足の休日でありました

2015年10月24日土曜日

用事を

お祝いや墓参
友人にも会いに
そういう計画を立てて
土産を求めに
あちこち行く


まずは ご仏前
友人には こちらの名物の
果物


それに 柿


帰りにふと立ち寄った港町の
岬のレストラン


ランチ・コーヒーがうまい
刺身もよかった


午後になって
水泳に
腰を痛めたので
サウナで
ぽかぽか温まる


いい土曜日でありました

2015年10月18日日曜日

64になったら

64になったら
When I'm sixty-four


When I get older losing my hair
僕が歳をとって 髪が抜けても

Many years from now
遠い未来の話

Will you still be sending me a Valentine
まだ僕にバレンタインチョコレートをくれるかい

Birthday greeting, bottle of wine
誕生日にはワインも


If  I'd  been out till quarter to three
もし僕が夜中の3時に朝帰りしたら

Would you lock the door
きみは鍵をかけて締め出すかい

Will you still need me
まだ僕を必要としてくれるか

Will you still feed me
僕にご飯を食べさせてくれますか

When I'm sixty-four
僕が64歳になっても


You'll be older too
きみも歳をとる

And if you say the word
できれば

I could stay with you
きみの隣にいたい

I could be handy mending a fuse
家のヒューズを交換するし

When your light have gone
電球も交換する


You can knit a sweater by the fierside
暖炉で きみはセーターを編み

Sunday mornings, go for a ride
日曜の朝は馬に乗り

Doing the garden  digging the weeds
庭いじり 草むしりもする

Who could ask for more
これ以上の幸せはない

Will you still need me
まだ僕を必要としてくれるかい

Will you still feed me
まだ僕に食事を作ってくれるか

When I'm sixty-four
64歳になっても

Every summer we can rent a cottage
夏にはコテジを借りて

On the Isle of Wight, if it's not too dear
ワイト島へ行こうよ 高くなければいいな

We shall scrimp and save
節約して、お金を貯めないとね

Grandchildren on your knee
孫がきみの膝の上で遊ぶ

Vera, Chuck, and Dave
名は、ヴェラ、チャック、それにデイブ

Send me a postcard, drop me a line
僕に手紙をください

Stating point of view
きみの気持を知りたい

Indicate precisely what you mean to say
言いたいことを、教えてください

Yours sincerely wasting away
夫が老けていくのを どう思う

Give me your answer fill in a form
きみの答を書いてみて

Mine forevermore
永遠のきみに

Will you still need me
僕を必要としてくれるかい

Will you still feed me
僕にご飯を食べさせてくれるかい

When I'm sixty-four
僕が64歳になっても


私も64になったので
ビートルズの「頭が薄くなっても」という
歌を歌っていた
私の頭を見て孫が「イチゴみたい」
笑われたが 意味がわからなかった
赤ワインもらって
庭いじりして


歌の通りだった
これは大変なことだ




2015年10月17日土曜日

爆買い

爆売りというべきか


炊飯器などをたくさん買う
為替のことで大量の買い物が実現する
静岡のホテルが買収された
外国人用に再出発するらしい
お風呂で
どうか立ったまま水をかぶらないで
いくら言っても聞いてくれない
旅館の仲居さんが怒っていた


温泉の経験がないからすみませんね
経営者はゆっくり説明した
やはり大物だな


ちょっと前の日本がそうだった
ハワイのホテルを全部買うとか
日本人がアメリカの国土を買うとか
ニューヨークのエンパイアステートビルも
買ったとか


企業が映画会社を買って
その管理運営で忙しいと


それならあの大東亜戦争に勝っていたら
占領地の管理にみんな駆り出されて大変だろう


それぞれ好い場所に赴任して
調子のよい奴は温暖な地方に勤務し
世渡りの下手な奴や上司に逆らう野郎は
熱いところ寒いところ危険なところへ


それはそれでまた人事抗争だ
バーベキューで盛り上がっていたら
お前なんか北極だあ
そう言われて
そうかもしれんなと
思ったりして
意識がなくなって

2015年10月16日金曜日

イタリアワイン

赤いワイン

イタリアに新婚旅行に行った甥っ子が
お土産にくれた

甘くなく
辛くなく

おいしいワイン
これを毎日イタリーは飲んでいるのか

うらやましい限り

トスカーナ地方とある

いいな
フランスより
イタリーがいいかもしれぬ

しかしうまければ
どっちでもいい

赤ワインすきだ

バーべキュー

いろんなものを
持ち寄って

イカやら
ブリのかしらの甘辛煮

玉ねぎがうまいことに気が付く

ロース
カルビ

ホルモンに大雨
途中でうどんを買いに行く

ずぶ濡れ

飲んだ
ああ飲んだ

焼酎
それにビール

冗談を言いっぱなし
疲れた

楽しかった

2015年10月10日土曜日

川をめぐる

私の住んでる町の
大きな川を




文学や民俗、景観について
それぞれの
その道のエキスパートが発表する会があって


ギターでの歌もあって


昔会った懐かしい人や
ときどき会う人
半年ぶりの人などに会って


旧交を温めて
暖かい幸せな日々を
送れれば悲壮な詩は
生まれないね
と諭されて

2015年10月8日木曜日

雨が降ってきて

秋だ
寒い秋だ
若いころ秋が好きだった


昔の上司が窓の外を見て


秋はさみしい
年をとると秋は嫌いになる
秋が好きなのは若い証拠だ
自分もそうだった
今は春が好い
暖かい春が好きだ
君もきっとそうなるよ


当時は聞き流していたが
たしかに
春が好きになってきている

2015年10月6日火曜日

すだち

すだちは焼酎にぴったりだあ


日曜は好い天気で
すだちを収穫


150個ほど
あちこちに配ることにした


酸っぱさも
ほどよく
上品だ


この歳になって
知らないことが多すぎる


困ったことだ

2015年10月4日日曜日

富山

富山市へ行った
ゆったりとした車の流れ
広い道
みんな50キロで整然と走っている


どうやらこちらの運転が悪い
ちゃんと道を譲る
さすがだ
大きな家の門の周りに
大きな木が植えてあって


それでついでに小杉の
県立大学へ寄ってみたら
木々に囲まれて
うっそうと
好い雰囲気だった
お昼はブラックラーメン
鱒ずしはお土産に買った
どちらもうまかった
なによりも
好い天気だった

2015年10月1日木曜日

はやいもので

今日から10月である

はやいはやい
結婚式から5日も経って
はや寒い

秋の風が吹いている
雲も層雲

今朝は庭の隅にうえた
「スダチ」が実をつけていて
30個収穫
スーパーでは5個120円

スダチとは酢橘

レモンのような小さな
それでいて
なかなかビタミンありそう

10年ほど実を持たずつまらなかったが
どうやら木が危機感を持たなかった
それがいけない

ちょっと根を切ってやると
あわてて子孫を残そうと
花や実をつけるらしい

家は恐ろしいところ
まだ学校のほうがマシだと
思わせる
それで登校拒否が防止できる

死んだ爺さんが言っていた