今日は七夕だ
織姫と彦星のデート
金子光晴の作品を思い出した
「女への弁」
女のいふことばは、
いかなることもゆるすべし。
女のしでかしたあやまちに
さまで心をさゆるなかれ
女のうそ、女の気まぐれ、放埒は
女のきものの花どりのやうに
それはみな、女のあやなれば、
ほめはやしつつながむべきもの
盗むとも、欺くとも、咎めるな
ひと目をぬすんで、女たちが
他の男としのびあふとも、妬んだり
面子をふり廻したりすることなかれ
いつ、いかなる場合にも寛容なれ
心ゆたかなれ。女こそは花の花
だが、愛のすべしらぬ偽りの女
その女だけは蔑め、それは女であつて女でないものだ
五十年も前だ
若いころ吉祥寺にいた
成蹊大学前の自宅に行った
玄関に
森美千代 金子光晴
2行の表札があった
ような記憶がある
紙に書いて貼っておこうかな
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